学校では教えてくれない算数:幼児からはじめられる「指計算デンタくん2号」

幼児や小学校低学年の算数は、世界中でいろいろなメソッドが存在します。フィンランド式、インド式や、シンガポール式など。アメリカの私立に通う子供たちシンガポール式ドリルをやっています。また、補習校で学ぶ日本の教科書に則ったやり方も、なかなか優れているようで補習校で算数ができるようになると現地校ではだいぶ楽になると聞いたことがあります。
探せばいろいろ出てくる中、個人的に興味が出たどんぐり倶楽部のメソッドを簡単に紹介します。詳しくは、記事の途中で出てくるリンクを参照して下さい。

デンタくん2号


数を数えるとき、手や鉛筆を使わなくても、頭で考えられれたほうが「良い」と考える親や教育者がある程度いると思いますが、自分の体である手を使って、数を体で感じながら足し算や引き算をする方法が「デンタくん2号」です。
いきなりですが、2つの手をグーに握り、それを「0」として、次の数字を、指を出しながら表してみて下さい。
9,4,7,10
できたでしょうか? きっと、ほとんどの方が、この図のように、考えることなく、直感で指を出せたと思います。

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デンタくん2号のやり方では、この直感的に使える指をそのまま利用して計算することを推奨しています。これなら幼児でもあっても、計算が体感で出来るので、すぐに計算が身につくのです。
デンタくん2号では、両手を使い10まで数えるだけでなく、仮想的にもう1セットの両手を用意して、20まで数えられるようにします。これで、繰り上がり、繰り下がりのある計算も簡単にできるようになるのです。それで、具体的にどう指を使って計算していくのか、みていきます。

足し算

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このように、指を折りながら、数字を足していきます。繰り上がりがある場合は、もう1セットの手を出し、そこで指を出していきます。

引き算

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引き算も基本的に同じです。
これができるようになると、次のような少し複雑な計算も簡単に指折り計算で可能になっていきます。

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詳しくは、オフィシャルページを御覧ください。
これに慣れてくると、デンタくん2号の2セットの両手は、頭の中で出来るようになってきます。無理に頭でやるのではなく、慣れたら自然にできるようになるので、それまではちゃんと手を動かしながら計算していくことが重要です。
これが出来るようになると、次のステップとして、横筆算、つまり 76−19などの計算が出来るようになります。

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どんぐり倶楽部の掛け算、割り算は、こちらの記事をどうぞ。


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