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NYC PreK 朝食・昼食2020

NYCの公立学校では、朝食、昼食の提供があります。(Breakfast, lunch)
今年度は、コロナの影響ですでにパッキングされたものが提供されており、PreKに至っては,cold meal=冷蔵保存されたもののみの提供です。
学校がない日も、所定の場所で食事をもらえるようになっています。Grab and go

Grab-and-Goって

学校がリモート学習の日でも、食事の提供が受けられます。https://www.schools.nyc.gov/school-life/food/community-meals
特に登録や証明書のようなものは必要なく、所定の場所に行けばもらえる仕組みです。実際、エリアによって給食に栄養源を頼っている子も多いです。どんなものを実際食べているのか興味がありもらいに行ってみました。

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まとめて渡されたのでどれが、朝食か昼食か判断がつきかねる&ほぼ同じようなメニューなのですが、ざっくりわけてみました。

朝食メニュー

NYCスクールのホームページからメニューが確認できます。決まったもの+毎日違うものが提供されるそうです。同じ学区内でも、メニューは多少違うようなので、実際は学校ごとに違ったりするのかもしれません。子供曰く、ミルクの種類(チョコ味など)とサンドイッチの種類(チーズ、ターキー、ピーナツなど)は選べるそうです。

 さて朝食ですが、牛乳に、パン(炭水化物)、フルーツなどです。一応、PFC(タンパク質、脂質、炭水化物)は最低限とれています。フルーツでビタミンんも補おうとしています。何回かもらいに行ったのですが、Fat free, Less sugarと書いてあるものも多く、パン類、シリアル類もビタミン、ミネラルを考慮してなのか全粒粉であり、独特な風味がします。砂糖も控えめと言いつつ、十分甘いです。食べられるけど、決して美味しいとは言えません。日によってフルーツがジュースになることもあるそうです。

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昼食 lunchについて

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正直代わり映えしません。笑 サンドイッチに、ミルク、フルーツに、ニンジンスティック、スナックなどです。日によって、辛さ控えめのサルサソースがついてくるのですが、パクチーの香りと独特の調味料でこどもは食べられません。大人は美味しくいただきましたが・・・笑 スパニッシュ系の人が多いので受け入れやすいのかもしれません。

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人参は生です。調味料がついており、フルポテのように混ぜて食べる形です。しょっぱいです。

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日本の食事しか食べてこなかったら、かなり難しいと思います。また、毎日ほとんど一緒なので、飽きが来てしまいそうです。例えていうならば、LCCの海外の飛行機で提供される味?という感じでしょうか。無理強いなどはないので、食べられるものだけ食べているそうですが、やはりバランス的に気になります。ちなみに、午後のスナックタイムもあり、これは家から持参してきたものを食べます。

NYC PreKの食事の栄養バランスは?日本人からみて・・・・

決して良いとは言えないと思います。炭水化物は満たしていると思いますが、タンパク質も取れているとは言え、ほぼ牛乳チーズからの乳製品に頼っています。脂質は無脂肪乳の提供ですが、チーズのサンドイッチやクリームチーズなどがあるので乳製品による脂質に偏っています。ビタミンミネラルも満たしているとは言えません。塩分控えめと言ってるわりに、チップスなどはとても塩っぱかったり。逆にサンドイッチは味気なかったり。1食分の塩分摂取目安は超えていなくても1つ1つの食べ物の味まで考慮されていないようです。

それでもUSDA・NYCだと摂取基準を満たしているPreKの食事・・・

気になったので調べてみました。NYCとUSDAアメリカ農務省の基準を満たしているそうです。
・糖質、タンパク質、コレステロール、鉄分、カルシウム、ビタミンA、cなど考慮して評価実施しており、栄養基準を満たしている。
豚肉は使用なし(イスラム教にとっては禁忌です)
鶏肉は抗生物質の使用なし→これはすごいと思います
・新鮮なフルーツとサラダの提供→今年度PreK ではりんごか人参位でしょうか?
・色々な種類の野菜提供(緑黄色野菜、豆類など)→今年度はPreKではないです

・パン類、シリアル類は全粒粉が少なくても51パーセント以上使用されたもので、食物繊維が1食あたり2g以上含まれている。→繊維は全粒粉からのみです
食品添加物の使用やコーンシロップなどの人工甘味料の使用なし→添加物に至っては細かに規制されており、日本より遥かに厳しい基準です。
・朝食の基準(フルーツ、穀物(肉・肉の代替品)・牛乳
・昼の基準(フルーツ・穀物・野菜・肉(肉の代替)・牛乳
※その他、塩分や脂質の上限量など細かく書かれています。https://www.fns.usda.gov/cn/nutrition-standards-school-meals

日本の保育園の場合

日本の保育園の場合、お弁当のところもありますが、基本給食です。
主食(ごはん)、主菜(メインのおかず)、副菜、汁物、果物(自治体による)です。もちろん、NYCのような摂取基準があり、満たすように自治体ごとに献立作成されています。NYCは今年、コロナ禍ということもありメニューが限定的ということもありますが、食品数、メニューの豊富さでいったら日本の方が優れていると思います。また食事のマナーについても(箸の使い方、姿勢など)日本の方がきちんとしています。提供が昼食だけなのもありますが、ランチの比較でいったら軍配は日本にあがる気がします。

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※参照:食事バランスガイド・厚生労働省・農林水産省

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どちらが良いかは、個人の思考にもよりますが、食事マナー、味覚形成を鑑みるとやはり、日本式でありたいな・・・と正直思ってしまいます。

栄養士監修を受けています。

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