地域の大人が集まって学校教育について話す「エデュバタ会議」は想像以上に井戸端だった

「子どもは会議室で育ってるんじゃない!現場で育ってるんだ!」

と、昭和のネタ全開で告知をした、学校をよくしたい地域の井戸端会議『エデュバタ会議』1回目を開催しました。(告知の記事はこちら

改めまして、「Nagareyama Challenge for Education(ピーナッツ)」白澤です。ピーナッツは新しい教育の形を学ぶ機会をつくるをスローガンに千葉県流山市で活動をしています。

普段は、学校コーディネータ、支援員、PTA、IT教育、生涯学習施設などで働いたり活動をしているメンバーが集まっています。

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学校をよくしたいと活動している人たちが集まったら、すごいことが起きるんじゃないか

実は、学校教育へのアプローチの仕方はたくさんあります。
学校を外から見ているだけだとわかりにくいですが、地域のボランティア、コーディネータ、支援員、介添員、などたくさんの人が学校にいます。

その人達が、自分たちのすべきことだけをしていて、○と○が等間隔で並んでいるような状態になったら、隙間に落ちてしまう子もいるかもしれない。
でも、その人達が繋がって、お互いを補完するように重なり合っていったら、多きな面になることができるかもしれない。

そんな期待が膨らみすぎて、議事録の縦横の長さがおかしくなる会でした。
↓これくらい(当日のメモ)↓

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市外の方も、PTA会長、PTA改革をしている方、ICT活用のボランティア支援をしている方など、多方面で尽力されている方が集まって、

「学校と一緒に考えていきたい」
「子どもの居場所を地域で作ることで、先生の負担も減るんじゃないか」
「親も色々知ることができれば、教育が楽しくなる」
「地域が横でつながれば、こんなにたくさんの人が集まるんだ」


みんな「うんうん」うなずきながら、話しをしていて、1時間半があっという間に過ぎてしまいました。

地域の居場所ができても学校の勉強には関係ないでしょ?

と、思う人も結構いると思います。でも、子どもの目線から見ると実は深く繋がっていたりします。学校では、クラス一斉に一時間目は国語、二時間目は算数…

でもここに至るまでに子ども達は、

朝起きるのが遅くて友達と一緒に投稿できなかったり
検温を忘れて体育ができなかったり
やってきた宿題を家に忘れてきて提出できなかったり
先週やった漢字のテスト、散々だったのが見つかったり

たくさんの想いを抱えて登校してきます。

うまくいかなかったことで、気持ちがいっぱいいっぱいになって泣き出したり、怒ったり、喧嘩をしてしまったりする子のケアも学校ではしています。

子どもはみんな素直なので、ゆっくり理由を聞くと、話しをしてくれます。でも、クラスは置いてきぼりになってしまいます。
地域の人や居場所があって寄り添ったり話す事のできる人が増えたら、小さな悩みや今日あったこといろんなことを受け止めることができると思います。

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1つの市だけじゃない2つ3つ4つと関心が高まっていく

今回のイベントで最もびっくりしたのが、流山市外3つの市からご参加があったことです。
「流山の教育を考える井戸端会議」なのに、「市外ですが、参加可能ですか?」とお問い合わせをいただき、びっくりして「大丈夫ですよ!」と返信をしました。
当日、自己紹介をしていただくと、なんと3つの市から参加いただきました!
(その中の一つ、松戸市のまつど子育てコネクトさんは記事にもしてくださりました)

ひとりがもうひとりに話しをして、そうしたら通りがかった人が興味をもって仲間に加わって、別のところにいって聞いてきた話しをして…

そうやって、オンラインだけど井戸端会議で近くの人からどんどん伝播していく。それが学校をよくしたい地域の井戸端会議「エデュバタ会議」です。

ICTを使う方法は色々あるけど、子どもがこれならやりたい、先生がこれならできるを考える

NCfEピーナッツは新しい教育を考えることをスローガンに年齢別のICTの利活用方法を、現状の学校教育とありたい姿を調査し提言をしていきたいと思っています。
そこで、今回も海外でSTEM教育はどのように行われているのか勉強する時間も儲けました。
数十ページに及ぶ資料だったため、全部は紹介できなかったので当日の資料をnoteの有料記事にて公開をしました。

今回は、初回ということでどのような内容になるのか、ハラハラドキドキしていましたが、感想もいただき改善をしながら2回目も開催をしたいと思います。
引き続き、note,Facebookにて発信をしていきますので、フォローお願いします!


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