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ぶらりぶらりと試験の旅(英語検定準2級)

 西暦2015年6月7日、日曜日、自刻は早朝6時50分くらい…。今回の旅路が有意義なものになりますようにと祈る。それから洲本高速バスセンターで喫茶しながらバスを待つ。
 今回の任務、英語検定準二級の筆記試験を突破せよというものなのだが、どちらかというと遊び、試験会場が県立淡路三原高校に指定されているため三原町まで遊びに行こうというものだ。喫茶しながら数学の文庫本を読む。
8時15分、福良行きのバスに乗る。路線バスの旅で音楽を聞きながら過ごす。
 今回の装備は親に持っていけと言われた懐中時計、試験用に使えということか、10万円するらしいが質屋に出しちゃいたい感じになった。小さいバックには筆記用具や受験票、数学の文庫や聖書といった暇つぶしの書籍、オーディオなどを入れている。
 バスは洲本から緑町を通りそして三原町まで行く、受験会場近くのバス停に着いたのが8時45分である。そこから県立淡路三原高校を探す、しかし、バス停から結構歩いた。
 県立淡路三原高校は校舎がいかにも公立の伝統校って感じがした。校舎に入りスリッパに履き替えた後に受験の手続きをする。「ここが三原高校の校内か」と見回して二階の教室に入る、教室からは広々とした中庭が見渡せた。暇つぶしに文庫本を読んでいる間にも受験生は集まってきている。受験生は制服を着た女子高校生ばかりになってしまった。たぶん淡路三原高校の生徒で学校単位で受けさせられてるのかもしれない、それにしても進学校の生徒って何でこんなに頭良さそうに見えるのだろうかと思った。
 さてさて、試験はいよいよ準備段階に、マークシートの基本情報を埋める。リスニングテープの試行放送をして10時に試験開始。試験は思った通り簡単だった、そりゃそうか、試験に来たというより半分、ちょっと三原町まで遊びに来たようなもんだしな。
 リーディングの試験終了後はリスニングの試験である、リスニングは11時から約30分間、これはセンター試験のリスニングのような試験か、わりと簡単に解けたりもする。
こうして受験の方は終了、後は予定通り三原町でうろうろするところだ。
 手始めに淡路三原高校近くの喫茶店に立ち寄った、店内はガラス製の小物などが飾ってあってこじんまりとした綺麗で幻想的な雰囲気だった、どこか夢で見たことのある空間だ。そこに店で飼ってある小型犬がなついてきた。喫茶店の看板犬というのはたいがい人なつっこい。喫茶店でホットコーヒーを注文してバックに入れてある聖書や数学の新書などで読書、その時のお客が私だけだったので一番奥の席に座る。窓からは外の風景が見え、農家が機械を走らせている、のどかだ。
 喫茶店の後は帰り道、どこか写真を撮ろうと思っても玉ねぎの花が咲いているとかしかなかった。
 その後、小さな書店で立ち読み、こういう書店も何か雰囲気あっていいね。お腹がすいたので信号を渡りうどん屋さんに行く。
鴨南うどん700円を注文してここで昼食か、うどんは手製でだしはうまかった。
 後は三原町の商店街をぐるり裏から回ってパルティの見える方向に、途中、円行寺バス停に人がバスを待っている。どういうことだろうと、懐中時計を見てバスの時刻表をチェックするとバスが数分遅れているようだ。
これはチャンス!これで帰りの便に乗るしかない。淡路島での路線バスではバスを逃せば2時間近く次のバスを待たねばならないからだ。これを逃さずにもう散策はいいから帰ろう。ちょうどバスが来たので私は洲本まで帰って行った。

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