最近の記事

1年が経ちました

2022年の3月にお腹の子を天に送ってから、1年が経ちました。 もう毎日流産のことを考えたりはしませんが、3月4日が近づいてくると、やはりあの時のことを思い出してナーバスになってきます。 一方、夫は普段と変わらない様子で、もう忘れてしまったのかなとさえ思えてきて、ナーバスな上にさらに不安な気持ちが押し寄せてきました。 聞けばいいのに、変に頑固になって、夫が切り出すのを待つことにしました。 しかし、3月4日が近づくにつれて我慢できなくなり、結局聞きました(苦笑) 「ね

    • マンモグラフィー騒動④

      前回のマンモグラフィー検査で完結したと思ったマンモグラフィー騒動。まだ続きがありました。さすがアメリカ。 検査から2週間たったある日、郵便箱に一通の手紙が。 VNA Health Careからでした。 え、まさか… と思いながらも1日放置してしまい、翌日開けてみるとやっぱり。 請求書でした。 少なくとも、その時はそう思いました。 金額は45ドル。一番最初の検査の時に言われた金額とほぼ同じでした。 なんで?検査とマンモグラフィーを全部カバーしてくれるんじゃなかっ

      • 10月は流産・死産・乳児死亡啓発月間です

        アメリカでは、10月は流産・死産・乳児死亡啓発月間です。 1988年に、レーガン大統領(当時)が制定したそうで、制定を機に全米で700以上の専門家によるサポートグループができたそうです。 そして、10月15日は、「流産・死産・乳児死亡を覚える日」で、それぞれの地域の時間で午後7時にキャンドルを1時間灯して、幼くして失われた命を覚えるそうです。 トップの画像、ブルーとピンクのリボンが、流産・死産・乳児死亡啓発のリボンです。 この機会に、SNSで私自身の喪失について初めて

        • マンモグラフィー騒動③

          去年のマンモグラフィーのレポートをようやく手にし、いよいよ予約日。 そんな日に限って何かが起こる。 今朝は夫が朝食ミーティングに行くので早めに家を出ることになっていて、夫が家を出たときは私はまだベッドでうとうとしていました(笑) しかし、家を出たはずの夫が再び帰って来ました。 車のエンジンがかからないと。 私はマンモグラフィーがあるので、私の車を貸すことはできないし、じゃぁ私が夫を職場まで送っていって、それからマンモグラフィーに行って、夕方迎えに行くか...。まだ稼

        1年が経ちました

          マンモグラフィー騒動②

          女医の先生を求めて自宅から1時間離れた病院で乳がんの触診を受けた後、イリノイ州のBreast and Cervical Cancer Screening Program (IBCCP)の申請を済ませたのが8月上旬のこと。それから提携病院でマンモグラフィーの予約の電話を入れましたが、一番早くて9月下旬だということで、仕方なく9月下旬に予約を入れました。予約の電話口でIBCCPに入っていることを確認してくれたので、一安心。触診の際の請求書も来ませんでした。 ところが、マンモグラ

          マンモグラフィー騒動②

          マンモグラフィー騒動①

          医療費の高いアメリカで、予防医療に取り組むことは至難の業のような気がします。 健康診断があるにはあるのですが、保険でカバーされる検査は保険によってさまざまで、保険でカバーされない検査はもちろん自己負担です。 私が最後に健康診断を受けたのは1年半前…。それも、いくつかの血液検査をしただけで、がん検診や尿検査などはありませんでした。これは、血液検査である程度のことが分かるので、特に尿検査は必要ないと判断されたのかもしれません。胸部X線も取りましたが、これは当時咳が何か月も続い

          マンモグラフィー騒動①

          アメリカで流産した話

          2022年3月4日、私たち夫婦は小さな命を天に送りました。 経過が思わしくないと分かった時から、流産に至り、その後の心身の回復について、様々なブログやウェブサイトに助けられ、教えられ、支えられました。同時に、一人一人の経験は異なりますから、「こういう情報があったらよかった…」と思うこともいろいろありました。 そこで、このnoteでは、私のアメリカ(イリノイ州)在住×国際結婚×流産という経験と、イリノイ州で資格を持つカウンセラーでありクリスチャンであるということから、経験し

          アメリカで流産した話