形となっていく

「お腹蹴られたかもしれない」
そんな妻の言葉が忘れられない言葉になった。

さて、またも期間が空いてしまったが備忘録。
実際には、なんと既に臨月である。
無事にここまで頑張ってくれた妻には感謝しかない。

初めて胎動を感じた時、私には当然分からないものだった。
すぐに手をお腹にあてても、呼吸の動きしかなく、内心では
「本当に分かるものなのか?」なんて思ってもいた。

しかし、日が過ぎていくにつれてその動きは活発化し、
ついに私も小さな命の大きな意思を感じることが出来た。

妻にはバレないように、トイレでこっそり感動して泣いたことは
これからも黙っていよう。それくらい感動したのだ。

現在、新型コロナ感染症により私は病院に付き添って行ったとしても
診察室に入ることができない。
そのため、エコー写真と妻の会話でしか胎児のことを知らなかった。
人の形になっていく胎児。
「今日はエコー嫌そうだった」「今日は舌を出していた」「今日は踊ってた」などなど話を聞いて、全部一緒に見たいと思っていた。

それがついに、夫婦一緒に感じられたことにも、また感動した。

胎動が唯一、私達にとって生きてるという印だ。
この印を私達は、生まれるまで欠かさずチェックしていこうと思う。

さて、閑話休題だが
実は私達は来年4月頃に引っ越しを予定している。
都外に出るのだが、これは妊娠発覚前に決まっていたことだ。
この引っ越し、当然既に赤ちゃんは生まれた状態で行う。
ここに大きな大変ポイントが出てきた。

1.保育園活動
2..猫と赤ちゃんの移動(運搬?)

まず1の「保育園活動」について
いきなり大きな問題だが目を背けることは出来ない。
我々夫婦は共働きである。
私の会社はありがたいことに育児休暇に寛大なため
約4か月ほど取得する予定である。

ただ、こんな私でも管理者の立場にあるため、育休中も
仕事の情報取得やMTGなどはちょくちょく行うだろう。
これまでに、保育園の調査と申請周り、書類周りを片付ける必要がある。
のだが…23区から都外に引っ越すというのが、とてもネックになっており
手続きが大変ややこしい。書類の多さ、申請先の調整などなど
ペーパーレスなんてものが存在しないのだ。

令和ですよ政府さん。デジタル庁なんて曖昧なもの作ってる暇あるなら、
やるべきことをやってから作ってほしいですね。

そして次に.猫と赤ちゃんの移動。
私の実家は遠い田舎にあるため、正直力を借りるのは難しい。
(父たちはなぜかやる気だが)
妻の実家は近場にあるが、お二人とも体調があまり良くなく
お力を借りるのも好ましくはない。

この状態で、私と妻、そして新生児、そして猫(びびり)を
どうやって遠い地に移動させればよいのか…中々頭が痛い。
我が家には車がない。
運転免許は所持しているのだが、東京都で取ったものではないので
車線の多さが段違いだ。とても運転しようと思えない。都会コワイ。

赤ちゃんはまだお会いできていないが、夫婦に似るなら
とてもビビりだろう。環境変化が生まれてそこそこ早くあるのは
どう影響するのかも気になる。
だがここで考えるべきは「猫」と同時に運搬するにはどうすればいいのか、という問題だ。

いや現実では分かっている。
私が赤ちゃんを抱いて、妻が猫籠を持って、みたいなスタイルまたは逆、なのだろう。
これ、気が気じゃなくなると思うのだ。
大切な小さき命を同時に抱えて運搬し、環境が大幅に変わった見知らぬ土地に行く、という大変さが今考えても恐ろしい。最悪タクシー使いたいが遠すぎる。いやそれでも安全性を考慮するなら使うかもしれない。

いやそもそも、赤ちゃんは健康で無事に産まれてくれるのか?
などなど、正直全てが不安視する対象になっている。
クマも増えた。

先輩パパママ達はすごい。
家事育児仕事etc…全てをやっている現状もすごいのだが
そもそも出産を夫婦で乗り越えたことがすごい。
私たちはまだまだ到達できていない、スタート地点にもたっていないかもしれないが、着々とパドックに入ろうとしている。

きっと不安な中頑張っているのだろう
きっと助けてほしいのだろう
にもかかわらず、外で見かけるパパママは笑顔だ。
なんて強いんだ。

私達も、先輩たちのように笑顔で子供と歩きたい。
頑張りすぎず頑張ろう。

そんな意思表明をしたところでお話を戻す。

父親になる資格をもらって、また1つ初体験をしたことがある。
保育園見学だ。

初めての保育園見学。
学生時代の保育実習以来の保育園。

都会の保育園…!
色々と楽しみにして向かった。

そこはデジタル導入もしている場所で
打刻システムも存在していた。政府よりDX進んでそう。

突然の来訪者に戸惑う園児たち。
私は髪の毛が長く、諸事情もあり片目が髪で隠れているので、さぞ怖かっただろう。
にも拘わらず、元気な挨拶をしてくれる子たちもいた。

おじさんと言われたのは中々ショックだったが途中からおにいさんに変わっていて、気を遣わせたこともショックだった。すまん、ありがとう。

元気な子供たち。
小さい赤ちゃん。
見てるだけで元気をもらえた。
妻もとても喜んでいた。

色々とお話を伺い、その日はランチして帰宅したのだが
保育園見学は絶対に他の場所もした方が良いという結論になった。
今回お伺いした保育園は、私達的に良さそうと思った場所だったが
園長さんから「絶対他も見た方がいいですよ!」と言われた。
それは様々な観点から、同業種だからこそ言える回答だと思う。

私達は次に行く保育園をリスト化し
少し期間をあけてから行こうと、計画をしていた。

そして月日は流れ……….


妻、臨月

保育園見学現在:1件


ゆっくりしすぎた!!!!!!!!!!!!!!

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