シェア
旧友から届く LINEのメッセージ 「ありがとう」と返信 開いてしまう 高校の住所録 そこに 住み人はいない あの頃 携帯電話があったなら あなたは 電話をくれただろうか 私の誕生日 今年も ひとりで桜をみています
もう住み人のない実家の 僕の机の引き出しで見つけた メモ一枚 そこには 君の電話番号 あの頃 携帯電話があったなら 僕は勇気を出して ダイヤルできたかな 今ごろ君は 孫の子守りでもしてるだろうか 誕生日おめでとう
思いつくままに100文字の世界を書いてみて、文字数という圧を感じないところで詩のようなものを書いてみたくなった。と同時に、文字数の圧を感じながら書くうちは、100文字の書き手としてはまだまだだと思う。
あたちは ニャンコのマンチカン おてても あんよも短いの おそとも ジャンプも苦手だし スコにも ウェジーにも 負けちゃうけれど あたちは あたち 気にしない あ くちゃみしそう 「ニャー クシュ」 あたちと 弟たち
雨煙る 那智の滝 落つる水の勢いは 激しくとも その姿は すこし寂しげ 傍らの苔の上に 紅の椿 そっと椿をあしらへば 滝も 彩り鮮やかに蘇る 長きこと 紅色は苦手なれど 今は 夫の椿となりたし 我 頬は紅 いと嬉し
長男は、よくみんなから名前を呼ばれている。野球でも学校でも「お~い〇〇!」「ねぇねぇ〇〇」宇宙兄弟31巻で、訓練中、仲間から最も多く呼ばれた者がリーダー性があるって場面がある。思い出して誇らしく思う。
トップ画像と題で スクロールストップ 鑑賞 そして 妄想 自分の世界を構築後 心をニュートラルにして 100文字と # と コメントを味わう 自己妄想と 味わった世界を 再び吟味 新宇宙出現! 素敵だよ 100文字の世界
吉野山の 吉水神社 「一目千本」からの桜 写真奥 左から 中千本・上千本・奥千本 千鳥ヶ淵のソメイヨシノで 桜はもう十分 などと思った私は まだまだ未熟 吉野の桜の美しさは 奢り ということを 私に教えてくれた
前にも何度か書いてますけど。いや、何度だって言わせてください。「プレイングマネージャー」って言葉。これ、悪いやつが使う言葉ですよ。どんなプレイヤーだってマネジメントしながらプレイングしてるんですから。
経営陣から「新年度の方針発表」が有った。千人規模の企業とあって、トップと現場の価値観の違いに愕然とするし、嫌気がさす。離脱の二文字も頭をよぎる。でも、ふとしたことで気が変わった。今、それを書いている。
とある昼下がり 窓際の閣下に 夫が ウラジミール チェプチェンコ ハバロフビッチ と名付けた だから わたしは 負けじと レオナルド ガブリエーレ アントーニオ と名付けた 「閣下は どこ産だっけ?」 「フランス」
初めて出会った日 帰りのJR改札口 振り返ると 大きく揺れる手に プラカードが 見えた気がした ぼくが きみを引き受けるよ 次の待合せの メトロ改札口 プラカードを 私は 誰よりも 高くあげた 引き受けてください
午後から自宅でweb会議。そんな日はだいたい午前も在宅にして終日在宅とするところだが出社必須の用件が詰まっている。制限時間は三時間。重めの通達が二つと覚悟を貰う用件が一つ。三時間後どんな顔で社を出るか
さあ 繰り出せ わたし 100文字の世界へ 現在過去未来 どこかのわたしと向き合って 春夏秋冬朝昼夜 いつかのわたしを引き連れて 喜怒哀楽愛安驚 どんなわたしも気にせずに 繕うことなく 表そう 100文字の世界で