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「聴かせて屋」を始めたきっかけ

「聴かせて屋」をはじめて1年がたった。人の事ばかり書いているので1年に1度くらいは自分のことをと思い、今回は「聴かせて屋」を始めたきっかけを書きたいと思う。


ただひたすら聴くこと

私が「聴く」ことに興味を持ったのは、5年くらい前。30代中盤によくある、自分は何をしたいんだろうと思い悩む時期に、ある講座で体験した「聴く」ということ。2人組になり、15分間相手の話をひたすら聴くということをした。

たった15分だったけれども、普段交わしている会話とは違う何かを感じて、それ以降「対話」や「言葉」というものに興味を持つようになっていった。また、「聴く」体験に加え、その講座では言葉の種類について、教えてもらった。そのことも私の興味心を掻き立ててくれた。

私たちが普段使っている言葉は3つのところから出ているという。

1つ目は、頭で考える思考の言葉。
普段私たちがよく友達とか、仕事で使うのは、思考で考えている言葉が多い。心の中で考えてることもこの思考で考えていることらしい。

2つ目は、心で感じる感情の言葉。
「楽しい」とか「この空間好き」とか、「嫌い」とか。

3つ目は、まだ言葉になっていない体感的感覚。
「胸が苦しい」、「胃の辺りがモヤモヤする」とか体の感覚で表す言葉。

細かいニュアンスは違うかもしれないけど、私はそんなふうに理解していて、それを知ったときになるほど〜と、おもしろ〜いが同時にやってきて「聴く」と「言葉」に惹かれていった。



「聴かせて屋」一人目の金城さん、変なお声がけにも関わらず、面白がって話していただき、ありがたい。


知ったからには誰かに伝えたい

「聴く」に興味を巡らせていた頃、長年勤めていたデザイン会社を辞めた。一生続けたいと思っていたデザインのお仕事だったけど、何か違うと感じたからだ。(紆余曲折あり、再びデザインはすることに)

いくつか違う業種のお仕事に関わったり、人と出会う中で「なんでこの人はそれをやり続けているのだろう? すごいな〜。」と思うことがよくあった。憧れにも近い感じだ。

自分は“何か”を表現することはできても、
元となる“何か”は自分にはない。
だけど、知りたい欲求は人一倍ある。

何か物事をやり続けたり、集めたりしてしまう人はどういう感覚なんだろう。それを知ることができたら「自分にもやり続けてしまうこと」が見つかるかもしれない。そんな思いから「聴かせて屋」を始めました。

そして話を聴いてしまったからには、誰かに伝えたい。
想いを伝えるのは文章しかない。
文章は苦手だけど書くっきゃない。だって知ってほしいんだもの。(にんげんだもの)


まだまだ、始めた思いの一部分に過ぎないですが、少しずつ呟いていきたいと思います。

自分のこととなると、うまく表現できないですね……
引き続き「聴かせて屋」をよろしくお願いいたします!

カメラマン竹内さんのインタビューの時に石垣島で撮影してもらった。


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