見出し画像

腸をお掃除する、ということ

先日投稿した1週間断食をしたとき、寺山心一翁先生と仲良くなった。


フィンドホーンの話とか、サイババの話とか、エドガーケーシーの話とか、いろいろ聞いたな。


そのお話の中で私の心をバキューン、と射抜いたのが「コロンクレンジング=腸洗浄」。


その当時(25年以上前)は、日本で腸洗浄を受けられるクリニックなかったんですよね。(お医者さまのライセンスがないとできないんだって!)


腸洗浄というのは、お尻の穴から液体を入れて腸にこびりついている「いらないもの」をそぎ落とす、というもの。


エドガーケーシーも推奨しているのよね、腸洗浄。コーヒーエネマという、セルフでやるキットは結構ポピュラーなんだと思う。


その時に寺山先生に聞いた話は、イギリスでは王室の皆さんもやるくらいの、民間療法。で、イギリスに素晴らしい施術する人がいるから、「機会があれば、行ってみたら?」というもの。


その当時、バブルも真っ只中の加藤家でしたので、「え、いっちゃおう!」と、母と二人で行ってきました。


その当時は電話しかなかったからね、ドキドキしながら電話してね「寺山さんの紹介で日本から、行きたい!」って言ったの。そうしたら「あら、そうなの~? わかったわ~」って、快く受けてくれた。


ということで行ってきましたイギリス(ついでにフランス)。旅行の目的は、そう、腸洗浄( ´艸`)


住所が普通の住宅地だったので、よくわからないからホテルからタクシーで行ってみた。ピンポーンってしたら、70歳近いおばあちゃんが迎えてくれた。


そのまま地下の実験室みたいなところに通される(笑)


始まる前、なぜか雑談が長くて、サイババが目の見えない子供のお腹をぐっと押さえたら、その子は目が見えるようになった、という話が記憶に残っている。


腸にもツボがあるんだよ~って、腸のチャート見せてもらったりしたしね!
で、いよいよ「コロンクレンジング」の時間。「いつ帰るの?」って聞かれたので、「明日日本にかえるよ~」って伝えたら、「え~、2日連続でやると効果が高いのに、残念」と、言うではないですか。


「時間が許すなら、2回連続でやってみない?」と、提案されたので、「は~い、やります!」と母と私、2回ずつ受けることになりました。

ビビリ―な私は、まず最初に実験台を母に譲り通訳に。


お尻に液体を入れるのにあたり、お尻の穴に差すソケットがあるのですけどね


「プラスチック製の使い捨てのものと、殺菌消毒済のステンレスのもの、どちらがいい?」と、聞かれます。


「もちろんおすすめは、ステンレスのもの」というので、アドバイスに従ってステンレスを選択(母ね)。


そのソケットに「私(名前を憶えていないけど、これからマーガレットと呼ぶことにする)がいろいろと研究してたどり着いた、素晴らしい配合の液」が、点滴のように吊るされていて、ソケットに装着される。


いろいろなハーブを煮込んで作った、ぶくぶく白く泡立っていた液体でした💦


で、蛇口の切り替えみたいにレバーを引くと、お尻からドドーッと、液体が体に入っていく。


「最初は腸が固くなっているから、なかなか液体が入っていかないの」と、マーガレットがのたまう通り、すぐに母が「あ、ダメ!」というではないですか。


聞いたところ、ウンチを漏らしそうな感覚になるそうです(母、談)ソケットから漏れ出す仕組みにはなっていないそうですが、「もう、だめ~」って言う感覚になり、じゃ~っと流す。


レバーを切り替えると、それは排泄のラインになる。その排泄ラインの途中がね、なぜか蛍光灯で照らされた試験管のような管を通に繋がっていて、その先は下水なのかなとにかく処理される仕組み。


液体を入れては出す、入れては出す、という行為を繰り返す。


やる前のイメージは、茶色い液体がどんどん溢れ出てくるものだったんだけど、全然出てこない。


というか、蛍光灯に照らされてる試験管はね、液体だけでなく空気が出て行っている。


「おや?????」


液体を入れて、液体を出しているのに空気も出ている。な、謎。


母の観察は端折って、私の体験したことを書きますね。


ドキドキしながら診察台の上にあおむけになり、膝を立て、ステンレスのソケットを装着。そこから液体が入ってくる。


確かに、ちょっと液体を入れただけで「あ、トイレに行きたい!!」ってなる。


マーガレットに、「もう少し耐えて!がんばれ!」とか応援されるんだけど、へなちょこだから「もうだめです!」とか言って、流してもらう(笑)


何回かの出し入れの後、結構液体が入った段階で、マーガレットに全身をさすられる。


「あなたも、からだをさすりなさい!」


「あなたの全身に散ったガスを今出して!!!!」


と、言われる、なんのこっちゃい!


後で説明を聞いたんだけれども、食べ物を消化する際に消化時間の違うものを一緒に食べると(例えば果物とお肉)、片方が腐敗のガスを出すらしい(適当な英語力であることは、先に伝えておく!)


ということで、今まで食べた食事の「食べ合わせの悪いこと」から起因するガスが全身に散らばっているそう。


なので、その散らばったガスを腸に集めて、お尻のソケットから外に出そう、という作戦。(わかるかな???)


その場では本当によくわかんなかったけれども、マーガレットのいうままに、つま先からお腹にむかって、手先からお腹に向かって、首から、胸からお腹に向かって、全身をさすりまくった。


びっくりしたことにね、試験管を見てみてもね、液体と空気の割合が半分くらいなのよ。むしろ最初は空気のほうが多いくらい。


「お腹だけでなく、全身に消化の際に出る腐敗ガスが散らばって、それが体に悪さするのよ」と、マーガレットは言っていた。


1回のセッションは、1時間くらいだったかな~。途中休憩をはさんで、母がもう一度、そして最後に私がもう一度受けた。


2回目からは、腸も緩んできたのか、たまに塊が試験管の中を「びゅん!!」って弾丸のように飛んでいく(笑)


まぢで、シュールな施術だった~。

最後は、食べ合わせがいかに大事か? どんな組み合わせで食べたらいいのかのレクチャーを聞き、終了。


想定外のことがいろいろとあって、なんだかわけのわからないまま、タクシーを呼んでもらってホテルに帰る。


外に出る気力も失せたので、ルームサービスを頼んで「なんだか不思議な時間だったね~」と、二人で話したものです。


で、で、で、で。


コロンクレンジングの結果でございますが、驚愕の内容でした。


・時差ぼけなし
・肌が白くなる(戻ってから2週間くらいは真っ白だった)
・肌がきれいになる(いつも肌荒れしている二の腕、昔の虫刺されの後が、綺麗になくなった)
・体重が落ちる(覚えていないけど、数キロ痩せた)
・体全体がサイズダウン
・ボン、キュッ、ボンが強調されるボディーに


もうね、「こんなにもよくなるなんて、心底びっくり!」っていうレベルでした。本当に効果が高かったな~。


そういえばマーガレットはね、ご高齢だったんだけれども、ボン、キュッ、ボンと、出るとこ(バストとヒップ)は出て、引っ込むところ(ウェスト)は引っ込んで、というキレイな体をされていました。


大腸は肺経絡であり、肌と関係があるとは知っていたけれどもね、これほどまでとは、思わなかった。


この話を、後日留学していた香港で、先輩男性に話したところ、興味津々の彼は、香港でコロンクレンジングを受けたらしい(笑)


でも、出るのと入るのが曖昧で、モレシャン風味で全然よろしくなかった、という感想を述べておりました(笑)


男が、行くのか??? と、驚いたけれどもね!


とにかく、人柄も、そのマニアックな加減も最高のマーガレットのコロンクレンジングでした。


きっともう、お亡くなりになっているのだと思うけれども、機会があったら本当にもう1回受けたいわ~💛


と、いう「腸のお掃除」のお話でした~。


世の中、いろいろな民間療法があるねぇ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?