見出し画像

ルービックキューブで世界記録を取りたい(ロボット部門で)

こんにちは、にゃにゃんです。今回は最近のものづくりについてつらつらなんのまとまりもなく書いた記事になると思います。

ルービックキューブを解くロボットって少し憧れがありませんか?難しいはずのルービックキューブの解法を瞬時に探索して、それを瞬時に回す。ロマンですね(?)

この憧れのままに突っ走り、2x2x2ルービックキューブを解くロボットを作ってしまいました。動画は以下です。

さて、ここで私は世界記録(ギネス記録)を調べました。結果は、現在記録なし。じゃあ申請しようと思ったのですが、記録申請には機械の性能から考えて実現不可能なタイムが必要と言われてしまいました。意味不明だったので問い合わせをしましたので、その結果を少しお話しします。

まずギネス記録は「現在記録なし」となっていても、記録として認定されるための上限または下限が決まっていることがあるそうです。それが今回はなぜか実現不可能なタイムだったわけです。そこで、なぜこのタイムなのか根拠を示すよう問い合わせたところ、1ヶ月弱経った今でも返信が来ていません(通常問い合わせの返答には数ヶ月かかることもあるそうなので気長に待っています。また情報がアップデートされたら追記すると思います)。

さて、その頃にはすでに世界記録を取る気満々であった私は落胆しました。

そこで私は考えました。「3x3部門(普通のルービックキューブ)はあまりにも競争が激しすぎる。しかし現在記録があってその記録が比較的遅い種目があるな、それは4x4だ。」4x4のロボットによる世界記録は1分18秒と、人間の中でもそんなに速くない私が解く(1分程度)よりも遅いのです。そして、すでに記録があるからか調べてみても記録更新に必要な条件は現在の記録である1分18秒を切ることでした。

調べてみると4x4ルービックキューブは計算機が探索して解く場合、60手弱の解が見つかるということがわかりました。60手で解けるとしたら1秒で1手くらい回せば世界記録更新です。私が作った2x2のロボットでは1秒あたり4-5手程度回せるので、これはいけると感じました。

これは良い。そう考えて早速私は4x4ルービックキューブを解くロボットの構想を練り、そしてソフトウェアの制作に着手しました。現在の進捗は、「カメラで撮影したルービックキューブから色の情報を抜き取り、それを用いて解法探索を行い解法を数秒で見つける」というソフトウェアができたところです。見た目はツイートの通りです。

さて、ここからが大変です。ロボットを実際に設計し、作らなければなりません。一応ロボット自体の構想はあるのですが、私の頭の中でうまくいっているだけなのでうまくいくかはわかりません。これから試作、実験の日々が始まります。

しかし、ここでまた別途noteに書こうとは思いますがDMM.make AKIBAのスカラーシップに採択され、別のプロジェクトを頑張って進めることになりました。とても喜ばしいことなのですが、4x4ルービックキューブを解くロボットを後回しにせざるを得なくなりました。

私は別に焦っているわけではありません。そして設計ができて材料が揃っていればかなり短期間(1-2週間)でロボットを完成させることが可能なことが経験上わかっているので、うまい具合に2つのプロジェクトを同時に進めていけたら良いなと思っています。

以上、脈絡のない近況報告でした

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?