ものづくり少年が大人になるまで
こんにちは、にゃにゃんです。もう、ものづくり「少年」とは言えない歳になってしまいました。今回は私がものづくりにどのようにして興味を持ち、今に至ったのかを軽く紹介します。
3歳
全てはここから始まりました。3歳くらいのときにはさみの存在を知り、買って買ってとねだりようやく買ってもらいました。
このはさみで紙を切り、様々なものを作りました。4-5歳によくハマっていたのは飛び出す絵本です。ロバート・サブダに憧れて見様見真似で作っていました。
ちなみにこのハサミは今も現役です。
10歳
画像は中学生のときに折ったもの(バイオリン奏者・北條高史)ですが、10歳前後では折り紙と切り絵をよくしていました。
そしてこの頃ハマっていた別のことが、暇なときにNewton別冊を読むことです。難度は高めですが、その分何回も読んで少しずつ理解するのが楽しかったです。たまたま数冊家にあったのを好んで読んでいたので両親が追加でいっぱい買ってくれました。感謝です。さらに、8歳くらいから学研の科学と学習シリーズの「N年の科学」をよく読んでいました。また、他にも大人の科学や子供の科学など、色々と読み漁っていました。この頃のインプットが今につながっているなとひしひし感じます。
12歳
ここから本格的に「ものづくり」が始まります。まず11歳くらいで本格的にマインドストーム(LEGO社が出しているロボットを自由に作れるブロック)をいじり始め、12歳になったくらいのときにマインドストームのプログラミング(マインドストーム独自の直感的なビジュアルプログラミング)を始めました。
その後、中学に入学してもマインドストームを続け、画質が悪いですがこのようなロボットを作っていました(これはロボカップジュニアに向けて作っていたロボットです)
13歳
ここで大事件が起こります。購読していたロボコンマガジンという雑誌の懸賞に応募してStuduinoというマイコンボードをいただきました。しかも単体で、です。付属の部品とかは一切ありません。
これでなんとか遊びたいと思い、電子工作を本格的に始めます(軽く経験したことはこれより前にありました)。どういう回路を組むとどういう動きをするのかを考えながらハードウェアを作り、さらにここでC++を基調とした言語(Arduino環境)でプログラミングも始めました。
しばらくStuduinoでおもちゃを作っていると、ふと人型ロボットが作りたくなりました。ということでおこづかいをたくさん使って作りました。
学校で相方を見つけ、一緒にこのロボットのシリーズをここから5年間作り続けることになります。
16歳
私は中高一貫校に通っていたので、中学から高校にそのまま上がり、中学のときの相方と共に人型ロボットを作り続けていました。
あるタイミングで私と相方で計3人以上から、ほぼ同時に「未踏事業」への応募を勧められました。未踏事業は25歳以下のクリエータを対象としたIT分野の人材発掘・育成事業です。「応募して失うものはないどころか得るものしかない」ということで二人で早速応募し、なんと採択されてしまいました。未踏事業で9ヶ月の間、ロボットを作り、そしてロボットを動かすためのソフトウェアを作りました。
そして未踏事業に採択されるといただけるお金で私はCNCフライス盤を買いました。この買い物が後に私の創作範囲を広げます。
また、15歳でルービックキューブと運命の出会いをしました。ここからルービックキューブにもハマり、これが今のものづくりに繋がります。
18歳
未踏事業の採択期間終了を期に人型ロボットを作るのはやめ、ここからは一人でものづくりに勤しみました。趣味であるルービックキューブとものづくりを掛け合わせ、ルービックキューブを解く時間を計測するタイマー(NyanTimerとしてDMM.make AKIBAのスタートラインに現在採択されて活動中です)やパズル自体、さらにパズルを解くロボットを作りました。
そしてルービックキューブロボットを引っ提げて「技育展」というイベントに登壇し、なんと最優秀賞をいただきます。この賞金で3Dプリンタを買いました。これもまた私の創作範囲を大きく広げました。
現在
今はDMM.make AKIBAを使ってルービックキューブ専用タイマーの商品化に向けて奮闘しています。
また、パズルを解くロボットシリーズも、まだ世界でどのロボットも解いたことのないパズルを解くロボットを製作構想中です。
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