買い付けコスト削減テクニック

買い付けコスト削減テクニック
平均コストを下げる買い付け方法について。



これはドルコスト平均法のような買い方を意識する。
あらかじめ対象の銘柄を買う場合の最大金額を決める。
その銘柄の買い付け期間と保有期間をおおよそ想定する。


ドルコスト平均法とは金融商品を購入する場合、一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する。
例えば「予定資金を12分割して、月末ごとに資金の1/12を投入し、一年かけて全量を買う」という手法(ウィキペディアより引用)。


通常は長期投資に使われることが多いが、このやり方をおおざっぱに短期投資に使う。
シンプルにある銘柄を10買う場合に、3,3,4の3回に分けて買うだけでいい。


3買った後に少し下落、追加で3買ったがさらに下落した場合に、ロスカットラインに達していなければ追加で4買う。

そうすると、計画的ナンピン買いとなり、平均コストは同じ3回のタイミングで

A,一回目で全部買った場合
B,5,5の二回に分けて一回目、二回目のタイミングで買った場合
C,三回目の株価まで買わずに我慢して底値で10買えた場合
D,3,3,4で買った場合

この四つを比較すると、利益が大きい順に
C>D>B>Aとなり、3,3,4買いは二番目の利益である。
底値を当てる自信がある局面ならC


二回目までに底値を当てる自信があるならBか、もしくは二回目に3,4を一気に入れる3,7買い。
2,2,6買いも使うことがあるが、シンプルに上のA~Dくらいにしといて、自分なりのロジックを見つけたら別のやり方もやってみるといい。

ポイントは時間分散することだ。
スイングトレードで日足の押し目の局面で、今日あたり反転しそうだと思っても、タイミングをピンポイントで当てるのは難しい。
そこで、今日の日中か、もう少し押して明日反転かもといった場合、まず前場に3を打診し、後場になっても上がらなければ3追加する。


翌日に持ち越して大きく下がるようなら6をロスカットになるが、ロスカットラインに達しなければ、最初にまとめて10買うより4追加して10買いの平均コストを下げることができる。


3買ってすぐ上がってしまったら利益は減るかもしれないが、損失の額と確率は下がり、買値の平均コストも下がる。
押し目に限らず全局面で使えるコスト削減テクニックである。

手数料プランによっては余分なコストが発生するので、それも考慮に入れて事前にプランを選んでおく。

三回目の買いで10まで買ったがさらに下落した場合は、決めたラインでさくっとロスカットすることだ。

10と決めたら後からナンピンで増やさないこと。

こちらも参照
分割買い下がりでやってはいけないこと、時間調整と値幅調整を理解する
https://note.mu/nyantama/n/nb59a33adef6b



質問が多いので利食いに関しての考え方をいくつか紹介。


ー利食いはどうしたらいいのか
まず私自身はというと、特に深く考えず買値より上で売れればいいと思っている。
買いは3回に分けてと言っているが、売りは複雑化しないように1回で全部売るか、2回に分けて買値から10円など一定幅で半分利食い(半益)、残りは適当にが多い。


そこで迷わないように、利食いの仕方の目安を列挙しておく。
安く買うことのほうが大事なので、利食いは自分の好みでいいと思うし、株価がかなり安い自信があるなら利益を伸ばすのもいいだろう。


上がったのに利食いしなかったら買値を割れて結局損切りというのは避けたいところなので、やはり半分売るのがバランスいいのではないかと思う。

ー利食いの考え方

1,買値から値幅5円、10円、20円など事前に利食いの目安を決めてしまう、5%、10%など%で決めてもいい。
だたし2円以下はスキャでない限りやめたほうがいい。
10円抜こうとしたが、動きがよくなくて1,2円で撤退、となるのが理想である。
最初から1,2円を抜こうとすると、失敗した場合マイナスになってしまうので、5円以上抜けそうな場面でのみ買いを入れる。

2,とりあえず5円か10円上昇で半分売り、残りは利益が確保できているので好きなように、買値に戻ったら撤退、または売った分買い戻しなど
これを基本にする。

3,自分の取得単価が底値から見て高いと思う場合は早めに利食い,半益する

4,最大ロットまで買ってる場合は買値を超えたら半分利食いしておく、また下がったときに単価を下げられる

5,思った動きでない場合は1,2円のプラスで臨機応変に処分する、損切りにならないのが理想だが、微損ならこだわらずに損切る

6,主にデイトレでの急騰など、買ってからすぐ上がった場合は、回転率を上げるという観点からさっさと確定してもいい

7,じり上げから上昇が加速したら売り

8,きりのいい節目の価格到達で売り、ストップ高で売り、75日線など抵抗になりそうなところに達したら売り、超えられなかったら売り

9、逆張りで買ったが、最初の買値から大きく下落した後買値に戻った場合は、買いの失敗でもあるので半分は売っておく

10,買った分を10分の1ずつ順次売っていく、半分売った後さらに半分ずつ売る

など。

利食いに関してどこまで上がるかは予測が難しいので、買いが成功だった場合の利益を確実に確保したい。
そこで半益(半分確定)をうまく使い、利益を確保しながら残りを伸ばす。
買うことにエネルギーを使うべきなので、複雑にしない。


今回の記事は以上です。

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