使える相場のアノマリーと1年の相場の流れー株を買ってはいけない月は?

アノマリーに関する知識は、大きなものだでも知っておくと役に立つ。


そこで今回は私が意識しているアノマリーと、一年のおおまかな流れについてまとめた。


1月 強い買い場、低位株祭り

2月 節分天井彼岸底(※彼岸は3月20日前後)

節分天井彼岸底(せつぶんてんじょうひがんぞこ)。
下げずに上げる年と、1月の反動で下げる年がある。

おおよそ2月2日の節分あたりが天井になることが多いことから生まれた格言。

3月 決算売りで暴落多い月、配当権利前が買い場

4月 強い買い場、新規資金で1か月上げまくること多い

5月 セルインメイ4月の上げの反動売り

6月 株主総会前の株価対策で自社株買い多い、月末配当金再投資

7月 悪くないが下落月の8,9月前なので手じまいしていきたい

8月 夏枯れ、低調、板スカスカになる

9月 一年で一番下げる月、中間配当は狙わない

10月 9月の暴落の底打ち狙いで強い買い場

11月 年末に向けての仕込み場

12月 買い場、IPO祭り

クリスマス前後までの節税売り注意、年明けに向けての仕込み

大まかにはこのようになる。

1,4,7,10月の最終週あたりから、3週間程度が決算発表集中期となり、決算が材料になりやすい。


ー実際の私の一年の例
1月の低位株祭り
でまず大きなプラスを確保する。
活況ならこの流れが2月も継続、ダメな年は2,3月と下げて3月半ばに底打ち。

4月はGW前までガンガン上がるから全面的に攻める


※アクティブでない人は5月~9月はやらなくていい。
毎年おおむね10月に買って4月に売ればいい。

5月セルインメイで暴落するケースと、小幅な調整で終わるかどちらか。
6月は株主総会が集中しているため、株価対策の自社株買いが多くて底堅い
5月に下げた場合はリバウンド狙い。


6月末にかけて3月末権利の配当金再投資買いを理由として買われる。

7月前半、10日前後までにETFの分配金捻出売りで、指数に数千億以上の売りが出る。それを理由に上値が重たくなることがある。


7月は比較的活況なイメージだが、8,9月という一年で一番警戒したい月が控えているので、ポジション縮小気味に。


夏枯れで出来高や値動きが悪くなる、板が薄くなる
つかまった銘柄を放置していると、そのまま一番注意しないといけない下落月、9月の暴落に巻き込まれる恐れあり。


9月はあんまりポジションを大きくせず、バイハロウィン(10月末に買え)の格言通り暴落が10月末から11月前半に底打つところを狙って、一年で一番本気で買う


11月は12月のIPO祭りと1月の低位株祭りを意識して買いまくり。
短期売買も稼ぎ時。


12月はIPOメインだが、比較的活況。
12月半ばからは節税売りの名目で含み損の投資家が多い銘柄が叩き売られるケースがあるので注意。
こういった銘柄の買い場はクリスマス前後。


1月の低位株や、年明けのテンバガー特集で煽られそうな銘柄を仕込んで一年が終わる。

これがおおよその一年の流れ。

他に9月は東京ゲームショウがあるのでゲーム株祭りになりやすかったり、学会シーズンにバイオ株祭りが多いなどもある。


実際はこの通りにならないことの方が多いが、意識していれば弱い月の前に大量のポジションを抱えるなどの避けられるリスクは多い。


あまり細かいアノマリーは気にすることはないが、大きな流れは知っておいたほうがいいだろう。


小型株、材料株、低位株、仕手株、バリュー株の短期売買中心で、高PBRの銘柄、マザーズや大型株はあまり売買しない視点での話です。
マクロ経済、NYダウや日経平均など株価指数はあまり気にしないスタンスです。
大きな流れとして意識しているものだけをまとめたものです。



今回の記事は以上です。
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