狐の嫁入りはどうして起きるの?
息子の疑問
晴れた日に雨が降る狐の嫁入り。なぜ起きるのか?高いところで雨が降って、風で流されて晴れたところに雨が落ちるのでは?
お母さんの予想
狐の嫁入りがどう起きるかなんて、今まで生きてて考えたこともなかった。確かに、晴れているなら真上に雨雲はないので、風で流されてくるのも納得感が強いかも。
でも、狐の嫁入りが起きたとき、そんなに風吹いてたかなあ?
調べてみた
Wikipediaに詳しく載っていた。原因は3つあるみたい。
原因1: 雨が到達する前に雲が移動した
雨は真上で降ったけど、「うわ!雨じゃん!」と地面に到達するまでに雨雲が消えたり、移動した場合。
この「降雨後長くても1時間程度で雲が消えるため」って、どういうことだろう…。うわ!雨だ!と気づいて上を見ても、雲があったらあれが原因か〜って思うよね?
一体、雨は雲から落ちてどのくらいで地面に到達するんだろう。
調べたところ、5〜7分程度らしい。
えっ、それじゃあ、上見たら雲残ってるじゃん!
でも積乱雲の場合は色が白いので、雨雲というよりは「でかい雲」くらいのイメージなのかも。つまり、狐の嫁入りだ!と思って空を見ても、青空にでか雲で晴れていると感じるかもしれない。
原因2: 遠方の雨が風で流された
これは、はじめに息子が予想していた内容と一致してる!
雲はそもそも水蒸気の集まり。水の粒がたくさん集まって雲になって、上昇気流に乗って山を越えようとする。でも、上昇気流に乗れば上に上に行くので、どんどん気温が低くなる。
空気が冷たくなると、蒸発できる水蒸気が減っていく…(温かいほうが蒸発しやすい、確かに。暖かい日のほうが洗濯物が乾くってことかな)
蒸発できないと、雲はたくさん水蒸気を持つことになる。どんどん水蒸気が増えると、もう持ちきれない!となり雨になって落ちる。
ちょうど雑巾が、これ以上水含めない!と水滴をたらすのと同じかな。
そして、雲から雨が落ちたのだから、水蒸気の集まりである雲はなくなる。すると、山を越えてくるのは雲が形を変えた「雨」のみになる。
で、そこに強い風が吹けば、確かに雨が流れてくる!なるほど。
風は、地表よりも上空のほうが真横に吹きやすいらしい。
私が「狐の嫁入りのとき、すごい風が吹いてるって思ったことないけどなぁ〜?」と思ったのも当然で、雨を運ぶような風は上空でしか吹いていなかったということみたい。
原因3: 小さな雲が雨を降らせた
小さい雲から雨が降っていたら、確かに「うわ!雨!」と上空を見たところで、原因の雲以外は晴れているかも。
原因2でも調べたとおり、雲が冷やされれば雨になりやすい。だから、小さい雲でも上空が寒かったり、思ったより上にあったりすれば、確かに小さい雲からでも雨は降る。
…と、ここで、黒い雲からは雨降るよね〜と思ったけど、なんで黒?と思って調べてみた。
別に雲に色がついているわけじゃないらしい。
雲がどれだけ太陽の光を通しているかで、色がついているように見えるらしい。たくさん水の粒を含んでいる、雨が降りやすい雲は、水の粒が多いから太陽光を反射できない。結果、太陽を遮るようにものがあれば暗く見えるように、その雲も黒く見える。
へ〜。おりこうになってしまったな…。
結論
狐の嫁入りは、なにもないところから急に雨が湧いて出たわけじゃない。
雨雲がどこかへ行ったり、雨だけ風に流されてきたり、雨雲と思わぬような雲から降ったりしている。
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