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オランジェットの日々

バレンタインに、毎年作るチョコレートが2種類あります。それが、オランジェットとアマンドショコラ。他のチョコレートは、その時の作りたい気持ちで変わるのですが、この2つは必ず作ります。作ったものは、姉の所や、娘の友人に送るので、無駄にはなりません。

アマンドショコラは、アーモンドをキャラメリゼして、チョコがけしたもの。アマンドキャラメリゼが大好きなので、つい多めに作ってしまいます。娘が、我が家のが一番美味しいといってくれるから、張り切ってしまうのもあります。

そして、オランジェット。これは、ご近所から頂く無農薬の夏ミカンで作るので、本当なら夏ミカンジェットかもしれません。夏ミカンピールのチョコレートがけです。

奥様が届けてくださる年もあったし、旦那様が届けてくださる年もありました。数日違いでお二人から頂いた年もあります。どうも、お二人で我が家に届けたかどうかの確認はしていないようですね。

そして今年、夏ミカンは、届きませんでした。ここで、よそで買った柑橘類で作ったオランジェットや、他のチョコレートを差し上げると、「夏ミカンください」という催促のような感じになってしまうかしら?毎年差し上げているから、差し上げないと変に思われるかしら?と娘と二人で悩んでしまいました。

多分、今回はお二人とも、相手が届けていると思っているのだろう、と言う想像がつきます。娘と悩んだ末、今回は何もお届けしないままバレンタインデーが終わってしまいました。


そして、今朝。外出しようとしていた娘が、玄関先で声を出しました。

「おかあさん、届いている!!」

そう、袋にぎっしり入った夏ミカンが、玄関先においてあったのです。メモはないけれど、どなたが下さったか、わかります。

早速お礼の電話を差し上げると、「頑張ってくださいね」とのこと。

はい、頑張ります。もう少々お待ちください。


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