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エリンギって

朝食に、エリンギとコーン、ハムのソテーを食べながら、思い出したこと。以前は、エリンギじゃなくて、アワビ茸と言っていたよね。イタリアンの食材として、お洒落に見えるように、名前を変えたのかしら。

返還前の香港で(以前は、イギリスの統治下にあったのです。若い方の中で、ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが。)、ジャッキー チェンのように、西洋風の名前を持つ人は、「なんか、ジャッキーにしたらあんまり似合わないっていわれたから、マークにしよう。」と、簡単に名前を変えたのだそうです。役所の手続きも簡単だったのか、通称だから手続き不要だったのか。本名は、中国名でありますからね。

そんなノリの良さで、名前が変わったのかしら?隣の花子ちゃんが、ある日突然フィオーレちゃんに名前を変えたような感じです。まあ、どっちも「花」ですから、意味は同じか。

確か、初めてアワビ茸を食べた時、「噛んだ食感が、アワビに似ていなくもない。山に住む人が、憧れて名前つけたのかな。甲州名物アワビの煮貝のように、山に住む人も、アワビを食べていることもあるから、味や噛み心地は、わかるかな」と思ったのでしたっけ。

氣になって調べたら、なんとヒラタケの仲間。あれですよ、平安時代のドケチな役人が、山道で足を踏み外して、籠を下ろして引き上げてもらう話。やけに軽いと思って引き上げたら、ヒラタケがぎっしり。また籠を下させて、自分と採ったヒラタケ載せていたという話です。キノコって、食用かどうかの見極めが難しいから、この役人、普段から山でキノコ採りに精を出していたのに違いありません。

確かに日本では、「平安時代から人気の!」より「イタリアンで人気の!」方が、売れそうですね。

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