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石窯が欲しい

昔、佐藤雅子さんの本に、庭の一隅にレンガを積み上げて竈を作り、庭の木の枝を燃やしてローストチキンを焼くという話がありました。

佐藤雅子さんは、人事院総裁だった方の奥様で、スペインの修道女に料理を習ったものや、お母様から伝えられた料理の本を書いておられた方です。日々の暮らしを丁寧に生きているのが伝わる料理の本で、長らく絶版だったのですが、最近復刊されました。

庭師さんに頼んで、伐採した木の枝を取っておき、それを使って鶏を焼くのですが、香りづけにローレルの枝も入れるのだそうです。じっくり火を通すので、半日仕事のようですが、これは絶対美味しいはずです。

以前の家の近所に、薪窯でピザを焼いてくれる店があり、この薪の香りの移ったピザの美味しいこと!これは、電気の竈では出せない風味ですね。これを自分で作りたいと思うようになりました。

パンの名店の三代目ポアラーヌ氏の著作で、石焼窯の作り方が載っているのも入手しました。初心者向けの石焼窯の作り方の本も揃えました。

あとは、作るのみ!!という訳には、なかなかいかないのです。 重量が百キロ超えなので、盛り土した場所には不向きでしょうし、程よい場所には、いつの間にかリサイクラーが設置されているし・・・。

悩みつつ放置して、何年たったでしょうか。やりたいことをやっていないのは、自分自身という話を聞きました。そうですね、確かに自分のせいです。もう、終活に入る人もいる年齢になりました。 これ、実現させないと、悔やんで死にきれないかも。よし、頑張ってあと2年以内には、作ります!!

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