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懐かしのポン菓子

ポン菓子って、ご存じですか? 

私が子供の頃には、トラックに道具を積んだポン菓子屋さんが来て、お米を持って行くと、ポン菓子に加工してくれたのです。多分、手間賃を少し払っていたのでしょう。

お米に、熱と圧力をかけるのか、ポンと膨らんで、香ばしく、優しい歯ざわりのお菓子になるのです。 お米版、ポップコーンというところでしょうか。

小学生の頃、遊びに行った先の家にポン菓子屋さんが来て、遊び相手と私とでおねだりして、沢山ポン菓子を作って貰ったことがあります。最初は、物珍しく、香ばしいので、沢山食べたのです。

でも、だんだん飽きてくるんですよね。しかも同じ日に、私の実家にもポン菓子屋さんが来て、母がポン菓子を作って貰っていたのです。どちらの家に遊びに行っても、ポン菓子がおやつに出てくるというのが、何日かありました・・・・。

駄菓子屋さんや、駄菓子コーナーだと、細長い人参柄のビニール袋に入っていたりします。量も多くなくて、子供用のごはん茶碗一杯分位、あるかないかというところでしょうか。子供の1回分って、ことですかね。

その三倍位の量を、毎回二人分出されていたわけで、だんだん飽きてきてしまったわけです。当時は、毎日のように一緒に遊んでいましたから、おやつも毎回一緒だったので・・・。

「二人が食べたいって言うから、作って貰ったんだから」という小母さんのダメ出しもあり、ずっとポン菓子をおやつに食べていた記憶があります。

今だったら、チョコで固めて、ライスパフ入りとか、グラノーラに混ぜるとか、色々変化をつけられるのですが、当時はそんな知恵も、材料もなかったのです。

ポン菓子屋さんが来た記憶は、その時だけなのですが、あれは農家の方の副業だったのでしょうか? ポン菓子の機械を買って、農閑期に行商していたのでしょうか? あちこち回っていたから、そんなに来なかったのか、あまり利益がでないから、早々に辞めてしまったのか、氣になるところではあります。

昨日、一緒にポン菓子を食べ続けた友人から連絡があり、ふとポン菓子の事を思い出しました。 あの子も覚えているかしら? 今度聞いてみよう。





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