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選べると楽しい

ひとつだけ美味しいものを食べるのも、楽しいけれど、どれも美味しそうで迷う時に、色々選べると嬉しいです。

昨日行った焼き芋屋さんの、3種類のお芋がセットになったのも、「まずこれを頼もうかな」という気持ちになりました。(売り切れてましたけど。(´;ω;`)ウッ…)

日本酒が売りの焼き鳥屋さんで、リストにある日本酒を3種自分で選んで、大き目の盃に入れたものを並べて出してくれたのも、嬉しかったですね。どれにしようかと、わくわくしながら選び、つまみとの相性を確かめながら飲むのも、楽しかったです。

色々な種類のあるアイスクリーム屋さんで、どれにしようかと迷い悩みながら選ぶのが楽しいのも、同じです。

子供も大人も、色々選択肢があると、選ぶのが楽しくなります。駄菓子屋さんで、渡されたお小遣いの中で、なにを買おうかと悩んだ記憶のある方も多いのではないですか?

毎日の暮らしの中で、私達は様々な選択をしています。信号を待つか、点滅のうちに渡ってしまうか。電車で出かけるか、車で出かけるか、自転車にするか、それとも歩くか。その他もろもろのことを、ほとんで意識せずに選んでいます。楽しいとか、わくわくするということは、ほとんどないと思います。

自分の食べるものを選ぶ、というのは欧米人や東南アジアの人の方が細かくしています。日本だとモーニングセットの卵は、目玉焼きか茹で卵だけだったりします。欧米や、東南アジアのホテルだと、そこで注文してスクランブルエッグやオムレツを作ってもらうという選択肢があり、そこでシェフが待ち構えています。

ここで、嬉しくなるか、面倒だと思うかが、食生活に対するこだわりの差だと思います。駄菓子やアイスを選んだときめきのままに、他の食べ物も選んだりしませんか?

食べ物が美味しくないので名高いイギリスのホテルやB&Bでも、朝食の卵料理は選べるし、ジュースやパンも選べたりします。かのサマセット モームが「イギリスで美味しいものを食べようと思ったら、3食朝食を食べなさい」と言っていたように、トーストと卵料理の完成度は、なかなかのものです。卵料理という小さな範囲で、少しでも自分の食べたいものを選んできた人達の熱意が、卵料理を美味しくしたのかもしれません。

肉か魚かというように範囲をひろげるよりも、卵と言う小さな範囲。さつまいもという小さな範囲での選択。こういう選択のほうが、わかりやすくて選び安いように思います。

億劫がらずに、子供の頃の駄菓子屋さんでのときめきを思い出して、自分の好きなものを選んでみませんか?自分で選ばないと、自分の好きなものは手に入らないのですから。

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