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新しい時代に向けて。アフターコロナの働き方。

新型肺炎コロナの影響を受けて、私達のはたらき方は大きく変わりました。慣れないリモートワークに不便を感じている方もいらっしゃると思います。逆に、リモートワークに切り替えたくても出来ない方もいらっしゃるかと思います。

ただ、ここで一つ知っておいていただきたいのは、私の周りでは大きく働き方が変わっていない方も沢山います。

業務というのは時代によって、その在り方を変えてきました。

従来、業務というのは与えられたものを、言われたとおりに「遂行」することと捉えられていました。それが、トヨタに代表される“カイゼン”が製造現場に導入され業務は「遂行+改善」するものになりました。その後、PCが導入されるとホワイトカラーの仕事が増えていきます。更にICT(情報技術通信)が発展し、ビジネスが大量生産大量消費の時代から個の時代に変化し、業務は「改善+創造」と変化してきました。現在、ただ言われたことを言われたとおりにやる業務はロボットのものになろうとしています。

特に、ここ数年は働き方改革やテクノロジーの進化により“働き方の大変革時代が到来した”と言われていました。「明らかに新しい時代が来ているけれど、変化を受け入れる人とそうでない人(業界や企業)で二極化している。」という話題を耳にする機会も少なくありませんでした。それが、今回の新型ウイルスにより一気に突きつけられ変化を余儀なくされたのです。

ここで何が言いたいのかというと、新型肺炎コロナにより今までとは違う環境で働くことを余儀なくされていますが、これは自粛要請の一時をしのげば元通りになるわけではありません。
すでに時代は変化していました。ビジネスが変わり、それにより業務のあり方も変わっていたのです。

先日、顧問先で業務のデジタル化に関する提案をした際に「今、リモートワークになったばかりで混乱している状態です。デジタル化なんて無理です!落ち着いたらで良い!」と言われました。もちろん、一気に変革する必要はありません。ただ、今やらなければ時代から振り落とされてしまいます。デジタル化をのんびりしていると致命傷になりかねないのです。

これはインフラ整備に限ったはなしではありません。性悪説にもとづいた管理型のマネジメントも現代の業務とは相性が悪いです。大量生産大量消費の時代には、一律に管理して出来るだけ同じ考えや価値観のメンバーが長時間働くことで成果をあげてきましたが今は違います。

リモートワークを導入していても、常にPCが稼働しているかを管理したり、カメラをつけてスーツを着てPCの前に座ることを絶対とするような働き方を推奨している企業を見聞きしますが、会社に通っていた時と同じような働き方は、逆に生産性を落としてしまう可能性も大いにあります。

過去の働き方がいけないわけではありません。業務とは生きているのです。その時代に合った働き方が大切です。

今、ルールは変わったのです。

既成概念にとらわれない新しいはたらき方を考える必要があります。一時的なものではなく、アフターコロナの働き方は大きく変わっています。

変化することはリスクではありません、変化しないことこそがリスクなのです。

そこで「私にできることはないかな・・・」と考えていたところアドバイスをいただき、”業務改善ラボ~アフターコロナの働き方~”というコミュニティを作ってみました。ITコンサル、売れっ子Excel作家の方…トヨタカイゼンやっていた方や、BPR、BPO…Googleコンテストで優勝した方…VBA大好きな方…まずは業務改善を知りたい方…などに有志でご参加いただいております。

ここで、出てきたアイデアなどを纏めて少しずつ発信していきたいと思っています。具体的にどうしたら良いのかは完全模索中ですが…お手伝いしても良いよって方や、アイデアだけいただける方も含めてご連絡ください。

まだ解が見えない世界について、みんなの知恵や経験を結集していきたいです。

だれもが はたらくを楽しめる社会に向けて!



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