好きなものを好きだと言う怖さ。
好きなものを好きだと言うこと。
それは、嫌いなものを嫌いだと言うのと同じくらい、怖いこと。
だって、他の人から何を言われるか分からないから。
自分の好きなものを傷つけられてしまうかもしれない。
自分自身も、傷つけられてしまうかもしれない。
好きなものに気がついてしまったら、きっと止められない。
嫌いなものに気がついてしまったら、もう我慢できない。
好きなものが「ない」んじゃない。
(好きなものに、まだ出会えていないのかもしれないけれど。)
好きなものを好きだと、自分で認めてしまうのが怖いんだ。
だから蓋をして、見て見ぬフリをしているんだ。
そうしないと我慢できなくなるから。
何もないフリして生きていけなくなるから。
それはきっと、自分を知る怖さだ。
自分で自分を受け入れることへの怖さ。
好きなものは好きでいいと、自分を許すことの怖さ。
そこに立ち向かう勇気や覚悟がないだけなんだ。
自分は自分にしかなれないのに、逃げ続けているんだ。
「自分は何者かになれるんじゃないか」って。
そうやって、自分の外側の世界に何かを求め続ける。
本当はきっと、自分を直視するのが怖いだけなんだ。
そのくせ人は、自分自身のことを知りたがる。それを誰かに聞こうとする。
でも本当はどこかで薄々気づいている。
自分は、自分の中にしか居ないってことに。
誰かに見つけてもらうものじゃないってことに。
好きなものを好きだと言って抱きしめられたら、どんなにいいだろう。
自分の好きなものくらい、自分で抱きしめていれば充分だ。
別によその人が抱きしめてくれなくたっていい。
(私の好きを、傷つけて欲しくないけれど。)
好きなものを好きだと言うのは、勇気がいることだ。
でもそれが言えたら、きっと世界は、自分の好きで溢れかえる。
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