見出し画像

泣いて、与えてもらって、転んでも立ち上がってを繰り返してきたはずなのに。②

赤ちゃんの頃に沢山経験してきたはずなのに、大人になるとすっかりさっぱり忘れちゃっている大切なことがあるよな、というお話です。

こんばんは。にゃんちーです。
星読み屋さん時々タロット使い。noteは徒然なるままに、筆ならぬ指を走らせよう。(キーボード打ってるわけだし)
何者でもない私としてを徒然なるままに書こうと思います。

前回の続きなのですが、すっかりさっぱり日が空いてしまいました。

人間は恐ろしく未熟な状態で生まれてくる。

人間って、動物の中でもかなり特殊なんじゃないかと思う。

生まれたて、赤ちゃんって、もう本当に恐ろしく未熟なままで生まれてくる。しかも人間はその未熟な状態が数年に及ぶ。
私は動物博士でも生物学者でもないので詳しくはないけれど、人間の他に、こうまで未熟な期間が長い動物を知らない。パッと浮かばない。

人間は赤ちゃんの頃、生命維持活動すら自分でままならない。
誰かに(概ね親ですが)ご飯をもらって、排泄物もなんとかしてもらって。
目も見えていないし、ご存知の通り歩くことも、喋ることもできない。
生まれてしばらくの間、何1つとして自分でできないのが、人間という動物なのである。

だいたい必要なパーツが出揃ってないもんね。
歯が生えてくるの、何歳よ?みたいな。

そうして色々な人にお世話してもらうことで、生きながらえている。

それだけではない。

赤ちゃんは他者との触れ合いが無ければ、あっという間に亡くなってしまう。少し乱暴な言い方だけれど、触れ合いを愛情表現と言い換えても良いのかもしれない。
これに関しては有名な史実や実験が幾つかある。
フレデリック大王(フリードリヒ2世)の実験然り、心理学者のルネ・スピッツの実験然り。

私たちは生まれて数年の間、他人から、何もかも「与えられる」ことで生かされてきたわけだ。
逆に言えば、誰かからいろんなものを「ただただ受け取る」ことで、生きてきたということ。

そこにはなんの見返りもない。
赤ちゃんだった頃の私たちは、きっと、与え続けてくれた沢山の大人たちに、何も返してはいない。与えられたものを、ただ受け取ってきただけのはずなのだ。

きっと与える側の大人だって、赤ちゃんに見返りを求めていなかったと思う。見返りを求めたって無駄だと言えばそうなのだけれども。

それなのに、大人になるにつれ、受け取ることを段々と忘れていってしまう気がする。
受け取ることが苦手な大人って、案外、多いんじゃなかろうか。
かく言う私がそうなのだけれども。

何よりも先に、受け取ることを覚えていきたはずなのに。

それは誰かの時間や労力、物や愛情かもしれない。
色々あると思うんだけど、どうにも大人になると、どれも受け取りにくくなってしまう。自分でなんとか出来るせいなのか、自分でなんとかしなくちゃと考えるからなのか、他人から差し伸べられた優しさや愛情を、「大丈夫」なんて言って無下にしてしまうことがある。

でもそれは、物凄く寂しいことなんじゃないかな、と思う。

これ、プレゼントで考えてみると分かりやすい。
プレゼントって、受け取ってもらうことで成立するんだよね。
自分がどんなに渡したくても、相手が受け取り拒否したら、そのプレゼントも、そこに込めた気持ちも行き場がなくなってしまう。
それと同じようなことを、日常的にしてしまっているのかもしれない。

別に不用なものまで受け取らなくても良いとは思う。
嫌な言葉は受け取らない。
いらない物も受け取らない。

だけど本当は、もっと色々と受け取っても良いんだろうと思う。
相手の行為も気持ちも、受け取った時点で、自分の役目は果たしているはずだから。
受け取った自分も嬉しいものならば、遠慮などせず、受け取れば良いはずなんだ。だって、きっとそれを与えてくれた人は、あなたの喜ぶ顔が見たかったはずだから。あたなの喜ぶ顔が相手にとっては、十分なお返しになっているのかもしれないよ。
それどころか、受け取るだけで、与えてくれた人の喜ぶ顔が見れることだってある。こっちが貰っているのに、だ。

誰かに頼って良い、甘えて良い。
そう言われても、そうすることが難しい人がいると思う。
頼ることも甘えることも、多分、相手の好意や優しさを「受け取る」ことなのだと思う。受け取る時に迷ったら、さっきのプレゼントの例えを思い出してみて欲しい。

受け取ることって、実はそんなに難しいことじゃない。難しく考えすぎているだけなのだと思う。
相手の気持ちは意外とシンプル。受け取る時だって、もっとシンプルに考えれば良いだけなのかもしれない。

得意の尻切れとんぼですが、今日はここまで。
どうにも書き出すと長くなるんよなー。
したらばまたにゃーん。



最後まで読んでくださってありがとうございます! もしよろしければ、また遊びに来てください🐱❤️ いただいたサポートは精進すべく勉強代・書籍代にあてさせていただきます。noteなどの発信や鑑定を通して還元していく所存です。押忍!