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教えているんだけどね・・と、言うな!

 高校生向けに書かれた大学進学用の冊子を見ました。           そこには、親や先生に言われたくない言葉がたくさん有りました。

勉強しているの? そんなやり方で間に合うの?等 
親なら子どもについ言ってしまう言葉の数々が書かれていました。

そんな中に、「教えているんだけどね・・・」と言うのが有りました。        子どもたちは、この言い方に酷く傷つくと言うのです。親や指導者は教えているけど、ちっとも出来るようにならない!と嘆かれる事こそ傷つくと言うのです。教えているのに、子どもが努力しないから出来ないのよね、との言外の意味が込められていることを敏感に感じているのです。

それは、本当に教えているのでしょうか。                            教えているなら、子どもは時間がかかっても出来るようになるはずです。

出来ないのは、教え方が悪いからです。

子どもの認知の特性に沿った教え方をしていないのではないでしょうか。それをあたかも、理解出来ないのは子どもが悪いと、子どものせいにしてはいないでしょうか。

特に、指導者は自分の教え方の悪さを棚に上げ、子どもの理解力不足が問題なのだと奢ってはならないのです。

ふと、恩師の口癖の
「諦めるな!諦めたら、そこで子どもの成長はストップするんだぞ。先生こそ、学ぶんだ!」
の言葉を思い出しました。

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