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春が足早に去って行きます

近くの八重桜が散りました。

風に乗って花吹雪が舞っています。花びらが地面に着くか着かないうちに、風が吹くとくるくると風車のように回ります。緩やかな下り坂を花びらは駒のように回りながら側溝の穴に落ちて行くのです。

しばらく、そんな花びら駒を見ていたら、芭蕉の
「ゆく春や・・・」
の句を思い出しました。
情景は全く違うでしょうけれど。今年は春を楽しまないうちに、季節は変わって行くのだなあとしみじみ思いました。

花々も、ツツジ、クレマチスが咲きそろい散歩道の景色が変わっています。何時までも先輩の死を嘆いていないで、少しは季節の移ろいを楽しみなさいと花々が教えているようです。

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