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やはり、運動会の華はリレーでした

孫の保育園で、運動会が有りました。日頃の保育実践の発表会のような運動会でしたが、リレーは有りました。

白チームと黄色チームに別れた年長さんが走りました。黄色チームが優勢でしたが、白チームが追い込んで勝ちました。黄色チームのアンカーがゴール近くで転んでしまったのです。

痛くてなかなか立ち上がれないアンカーさんの所に全員が駆け寄りました。みんな心配そうです。誰も非難しません。
「あーあ転んじゃって!」
「負けちゃったじゃないか!」
などと言う子は一人も居ないのです。

駆け寄るのも、子どもたちが自然な形で集まって来たのです。そして、担任の先生にしっかり抱きかかえられました。退場のさいには大きな拍手が湧きました。

どうなることかと見守っていた私は、子どもたちの関わりかたに涙が出ました。こんなアクシデントの時には日常の保育実践が出るものです。そう言えば、リレーの前の好きな運動発表の折にも、雲梯や鉄棒や跳び箱や竹登りなど思い思いの技を披露する子に、出し過ぎない手とかけ過ぎない言葉を発する先生の柔やかな顔が有りました。

大人との信頼関係を元にしながら、子どもたちは育って行くのですね。

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