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SAKISIRUウェビナー#14(蔵研也さん)6/15木で考えてみた質問

ネットメディアSAKISIRUでは定期的にウェビナーが開催されています。ゲストのオフレコの刺激的な発言も多いです。今回はオープン開催で会員以外の方も視聴できますので特に減税派で関心ある方はぜひ参加してみて欲しいところです

いちおう、減税派のセミナーなので改めて言うまでもないと思いますが「代表無くして課税なし」(No Taxation Without Representation)の確認。去年秋防衛増税の議論出たときに、直前の夏の参院選でなぜ増税をテーマに取り上げなかったのか。会見で聞いたのはテレ東の篠原記者です。解散風のなかで、増税問題をメディアがきっちり取り上げるのか。メディアが近視眼な選挙予測に誘導しすぎだと思います。

さて、今回のウェビナーは私も以前から注目している蔵研也さんが登場で、前々から疑問に感じていた点についてぜひ聞きたいと思い、質問を書いてみました。

(1)経済安全保障を「自由主義経済」の立場からどう考えるのか?

サキシルでも経済安全保障の特集ページでチカラ入れていて、私も関心ありるところです。

ここで経済安全保障と自由主義経済の両立が問題になりますが、蔵さんの考えはいかがでしょうか経済安全保障を「自由経済に関する国家介入」として否定的に考えますか?「夜警国家」の必要な範囲として肯定的に捉えますか?

①デュアルユースで従来の防衛関連産業保護政策とは意味合いが異なる
②セキュリティクリアランス等が無いと受注できない
④国際的サプライチェーンで日本だけやらないわけにもいかない
⑤やらないと権威主義体制を結果的に支援するだけにならないか
等でいわゆる人権デューデリでも類似の面がありますが、自由主義経済としての考え方に興味あります。

他方、奥山真司さんの興味深い指摘あります。自由放任好きな米国で経済安全保障を自由主義経済より優先する発想が出てきているようです。米国でのリバタリアンの反論(が無いはずない)についてはどのように考えますか。

なお、藤丸さんが米国ケイトー研究所の提言の紹介「自作自演の封鎖」(バイアメリカン)しており、非常に興味深いところです。米国で内容の妥当性以前に、こうした議論が大々的に行われていることが米国の持つ強みの本質だと感じました。ついでに、米国の「自由主義経済」からしても「日本のお花畑の平和論」は相当クレイジーな議論に映っているとは思います。

(2)GAFAやPFと独禁法についての「自由」の考え方は?

「独占は自由ではない」という考え方や「公正で自由な競争」という公正取引委員会の存在意義はわかりますが、自由経済の立場からすると「独占も自由の結果」として否定的な見解でしょうか?実際に「公正で自由な競争」の大義は良いとしても、日本の公取委の対応は自由を阻害して逆に適切でない公正でないもの(特に新聞再販等)も多いと思います。

一方で特に最近では米国やEUでGAFAやプラットフォーマー(PF)叩きが盛んなようですが、自由主義経済の考え方でGAFAやPFには国家介入不要と言う考え方ですか?政府よりも大きな影響力を持つGAFAやPFの出現で「公正な競争」の考え方が変化している面もあるようです。ここは変わらず国家介入不要と言う考えでしょうか?

また「国家以上にGAFAやPFが自由を阻害する」という考え方は取らないですか?米国や特にEUでビックテック叩きは反資本主義で盛んなようですが、大きな政府が好きな日本でビックテック叩きが意外に少なく、AIに関しても日本で逆に周回遅れで規制ができていないのも興味深い点です。

渡瀬さんの論考も興味深いところです。

(蔵さん著作)


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