結局、「今の自分を肯定すること」が「楽しむ」ことへの準備になる
なんというか、結局ここにたどり着くのか…という気もするけれど。
やっぱり大切なことは、「楽しむ準備」にあるんだなと思いました。
以前に、「自分を楽しませる」手段はいくつあってもいい、という記事を書きました(リンク後掲)。
そこには、前提として「自分が楽しいと思える状態にある」ということが踏まえられているわけです。
今の自分が「楽しい」と思っていいんだ、今の自分が「楽しい」と思える状態にあっていいんだと思えることが前提になっていて、その準備ができている人に「楽しい」がやってくるようなイメージですね。
その時の自分の状態がどうかによって、「楽しい」はずのものが「楽しめない」ことが起こりうる。
感情としての「楽しい」は、感情である以上、自分の意思で必ず引き起こせるわけではないからです。
自分がマイナスに振り切ったような、ずーんと沈み込んでしまった状態で楽しいことをやろうとしても、うまくいかないのではないでしょうか
笑いながら怒るのが難しいように、苦しいまま楽しむのは難しい。
あたかも「楽しい」という感情が起こる前に、入り口で拒絶しているような感じです。
まずは自分が「楽しい」を受け入れられる程度にフラットな状態にいるように。
気を張ってまで楽しむ準備をしておかなければなならい、というわけではなく、「自分がどういう状態にあるか」を知っておくだけでも違うように思います。
俯瞰することで余白ができる、みたいな感じです。
そのために必要なこととして、前回記事のきっかけにもなったメンタルトレーニングの講座で紹介されていた「セルフトーク」はいいかもしれません。
自分にいろいろと声をかけてみる。
冷静な自分に、フラットな自分に戻るための、自分なりの声がけです。
具体的にどんな声をかけるのかは、人によってポイントがいろいろあると思います。
「よくやっているね」と褒めるもいい。「すごい!」と言い聞かせるのもいい。「最高だ!」と現状を認めるのもいいでしょう。
私の場合は、「大丈夫」という言葉が効くようです、経験上。
意識を高く持ち、上昇させようという程の強い気持ちが無くてもいいです。ただ、気持ちが下を向いたままだと楽しむ準備ができていないわけです。
そうしたら、「楽しいことに敏感」ではなくなってしまいます。
前を向ける、ただその程度の角度を保持できればいいのではと思います。
言葉の使い方は、小さなところで大きな以外を生みます。
楽しみたい、ではなく、楽しんでしまう。
何が楽しいか、ではなく、何を楽しもうか。
そして、幸せになる、ではなく、幸せであるという選択。
いろいろなことが想定通りにならない今、わたしたちに求められているのは受け身の態度ではなく、前を向く程度の意思なのかもしれません。
では、またのちほど。
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