横浜に戻ってきて3年
チャス、フジミです。
もう少しで引っ越しなわけですが、横浜に戻ってきて。音楽活動を再開して3年ほど経ちます。
思うところがあったので日記を少し。
24歳くらいまでは一人暮らしをしていたのですが、実家の近く。ずっと地元にいた。
ことの経緯は省くが前々バンドである灰色迷彩の時に人間不信をこじらせ、精神的に追い込まれ、さらには実家との折り合いも悪く。
失意の中で埼玉へと引っ越して行った。
"もう二度と音楽はやらない"
そう決意して埼玉に逃げおおせた訳なんですが、結局自己表現のやり方が分からず、淡々と仕事が続く毎日。
結局はまたフィルダースチョイスというバンドを始めた。
だが、バンドへの向き合い方。音楽へのスタンスなんかが合わず。メンバーとはいつもギスギスしていた。(まぁ、これに関しては僕の性格の問題でもある)
僕はクリエイティブなことがしたかった。
売れる売れないの話じゃなく、プロでもアマでも絵描きは絵を描く。ただそんなことがしたかったから熱意を伝えても周りには一蹴されてしまう。
埼玉に住んでる頃、横浜が気になることもあった。
しかし当然前に横浜に住んでいた頃の連絡先は一部除いて消してしまっていたし、もう会いたくない人だってたくさんいた。
ごく一部の友達に会うのは三ヶ月に一回程度。
休みの日は休日出勤を志願して取りつかれたように働いたり、寝ていたり、釣りやらキャンプやら一人でできる趣味を始めたりしたがどれもしっくり来なかった。
自分を騙して騙し切ってなんとか生きていたんだと思う。
そんな中でも心の支えになってくれる人はいた。当時はまだ未熟でお互いに傷つけ合ってばかりだったけど。
なんとなくでもそんな生活も悪くないかなと思いはじめた矢先にコロナ禍が来た。
心の支えになってくれていた恋人とは埼玉と大阪との遠距離恋愛だった。
当然月何回か行っていた大阪にも行けなくなり、連絡は毎日とっていたが関係が薄まる。
気づいた時にはもう関係が終わっていた。
自分の人生と向き合うこと、将来のこと。
いろいろ考えたんですが、結局終わってしまい。そんな中でも僕の好きなライブハウスたちがコロナによって悪者にされていたり、苦しんでる人の救いが消えていくことをあの2020年に目の当たりにしていた。
あの頃は信じられないくらい精神的に病んでいた。
失意のどん底から少し回復した時、横浜のバンド時代の友人から連絡があり、戻ってきなよと。
いろいろ考えたんですがやっぱりまたバンドがやりたい。そうして横浜に戻ってきた2021年。
ここからまた始めようと思った。
しかしながらコロナ禍や自分の状況は日に日に悪化していく。思い描いた未来通りどころか全てがうまくいかない。
復活した灰色迷彩は悉く上手く運営がやりくりできない。メンバーも別の方向を向いていて僕自身も全力を尽くしたのだが、それでも上手くできない。完全に自信を失ってしまった。
とうとうベースがスタジオに来なくなってしまった。
やっぱり俺には無理なのかなぁ。
そんなことを考えた頃だった。
それでも周りのみんなが音楽を頑張っているのを見て、最後はその嫉妬みたいな感情だったと思う。
「俺がベース弾きながら歌えばいいや。バンド名も変えて心機一転かけてみよう。」
そうして生まれたのがRIVERSIDE YOUTH OF ALTERATIONSというバンドだった。
河原でビールをみんなで飲んでた青春の続きをやろう。そんな意味を込めた。
苦しくなったらいつも河原に行って好きな音楽を聴いていた。あのスポットにずっと救われ続けてきたから。河原にちなんだ名前にしたかった。
ここから不思議なことにいろいろなところで活動していきバンド活動に多少動きがあったりした。(まぁ、いろいろ大変なこともあったんだけどね!)
憧れだったライブハウスに出れたりとか、共演の方が弾き語りイベントに呼んでくれて弾き語りの方も頑張ろうと思ったりとか。
「辞めるのはいつでもできるから。もう少し続けてみよう」
昔言われた言葉を大切に持っていた。
まぁ、一度辞めたんだけども。
また音楽を始めて大変なことだらけだけど、仲間もたくさんできた。
頼れる先輩も、可愛い後輩も周りにいてくれている。
横浜に戻ってきてからは大変でした。
俺の顔なんか見たくもないって人もたくさんいるだろうし、小言を言われたりなんかもした。
自分の音楽に対する信念なんかも笑われたり貶されたり、悔しい思いもたくさんした。
支えてくれる人を探すあまり自分を見失って周りに迷惑をかけたり、自信を失ったり、世の中が嫌になることもたくさんあった。
とにかく濃い三年間だなぁとしみじみ。
まだ課題は山積みですが、新居でもまた新しく積み上げていき、今の繋がりも大切にしていきたい。
そんなこんなでいろいろな思い出があるこの家とも来週でバイバイです。
つらつらと書いてみました。
それでは!
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