【3分本要約】死に至る病 | キェルケゴール
■死に至る病
キェルケゴールの代表作を
現代かつ日本風に解釈してみた。
【読むと・・】
下記のような根源的な問いへの洞察が得られる
「自分が何者であるか」
「何のために生きているか」
■絶望とは死に至る病
絶望は無自覚的から自覚的へと深化する
絶望を自覚することが成長や発展の起点となるが
絶望はまた自己の喪失であり、他者との関係の喪失でもある。
■自己とは
自己とは無限性と有限性の緊張関係である。
無限性
限りない成長や発展の可能性
有限性
制約や限界、時間や資源
自己の無限性と有限性のバランスを 考えることで、
自己をより良く理解できる一方で、
自己が自己であろうとしないと絶望に陥る。
■本書の実践的方法
下記の方法は絶望的な感情に直面したときに
自己を取り戻し、希望を見出すために役立つ可能があります。
感謝の習慣をもつ
趣味に没頭する
日記を書く
目標設定と行動計画
サポートを求める
健康的な習慣
■本書の意義
自己喪失に陥りやすいSNS時代において
自分自身や他者とどう関わり合うべきかを 示唆してくれる本である。
自分の内面や存在意義について深く考え直す
きっかけが得られるかもしれない。
■感想
自己を無限性と有限性で説明していた枠組みが
わかりやすくて面白かった。
教育論、ビジネススケールなどの文脈でも
わかりやすい説明に使えそう。
また絶望とはデメリットだけでなく、
むしろ条件次第だがメリットのほうが大きい。
やはり悩みや困難の先には可能性があり、
それを乗り切るには、他者との関係はとても重要なんだなと。
【もっと詳しく知りたい方はこちら】
死に至る病 (岩波文庫) 文庫
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