映画『ルックバック』の藤野が机に向かう背中
映画『ルックバック』を見て、なんだか胸がいっぱいになってしまった。
たぶん同じような感想が日本に溢れているのだろうけれど、それでもこの感想を言いたくなる、「自分のことを思い出してしまう」と。作品として分析する前に自分のなにか根本的なものが震え、共鳴してしまって、胸が詰まってしまった。
自分のことを思い出してしまうのは、やっぱり、あの、机に向かうシーンから始まるからだ。
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