『極悪女王』と親殺しの旅路
Netflix『極悪女王』が面白かった……!!!!
1980年代に活躍したプロレスラー、ダンプ松本を主人公に、女子プロレスの興隆やその裏側を描いた物語である。
私は基本的に格闘技というものを見ている時「い、痛そう」という感情が前に来るため、プロレスは見たことがないし、もちろん本作も何度もほとんど薄目になりながら観た。が、そんな話がこの物語の何にグッときたかといえば。
それはあまりにも鮮やかで美しい、女性の父殺しーー家族の父と仕事の父ーーが描かれていたからだ。
こんな、Netflixオリジナルドラマなどというメジャーな場所で、たくさん見られるところで、今の日本で、こんな話が見られるなんて!! という感動だった。(あくまで精神的な)少女の親殺し話が私は好きなのである……。
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