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好感度を持てる「はて?」しか受け入れられない問題ー『虎に翼』最終回に寄せて

『虎に翼』について考え続けた半年間だった、ように思う。

それはやっぱりこの作品が素晴らしかったからだし、自分の好きな朝ドラというフォーマットでこういう主人公が見られることに対する感動というものが根本にある。あと、これは個人的な話だが、この半年間はいろいろ自分にとってはチャレンジしていたというか、とにかく気力と体力を崩さないようにこれまでになく気を遣いながら過ごしていた半年間だったので、そのなかで毎朝『虎に翼』のような物語が見られたことへのありがたさがあった。面白い物語というものは、本当にありがたい。何にも変え難いくらい。

一方で、『虎に翼』を見ながらたくさんいろんな難しさを感じて、そのほとんどは、虎に翼の問題というよりも虎に翼がうつしだした現代日本の「世間」の問題だったように思う。

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