見出し画像

リバースエンジニアリング万歳

会社紹介シリーズの記事の続きです。

前回記事 ビートソニックという少しへんなメーカー

リバースエンジニアリングってなに

リバースエンジニアリングとは(wikipediaより)

リバースエンジニアリング(Reverse engineeringから。直訳すれば逆行工学という意味)とは、機械を分解したり、製品の動作を観察したり、ソフトウェアの動作を解析するなどして、製品の構造を分析し、そこから製造方法や動作原理、設計図などの仕様やソースコードなどを調査することを指す。

一般的にはリバースエンジニアリングと聞くとあまりいいイメージを持っていないような人もいるかも知れません。有名企業の製品を分解してそっくりなパチ物を作ったり、ソフトウェアを解析して書き換えたりみたいなこともリバースエンジニアリングと呼ばれているので否定はしないです。

ただ、ビートソニックという会社のカーエレクトロニクス部門は「リバースエンジニアリングが基本」と堂々と宣言してもいいくらいリバースエンジニアリングを推奨しています。


なんでリバースエンジニアリングなの?

一般的に自動車用品は2つの大きなカテゴリーに分類されます。一つは純正品、もう一つはアフターマーケット品と呼ばれています。

純正品はトヨタや日産などの自動車メーカーが製造ライン上で取り付けるものや、公式にメーカーがオプション品として販売しているものを指します。

一方で、アフターマーケット品は社外品とも呼ばれ、主に車両購入時にユーザーの判断で購入&取付されるものを指します。

ビートソニックはアフターマーケットのカーエレクトロニクス製品を作っている会社です。そしてアフターマーケットのメーカーはその度合いに差はあれどリバースエンジニアリングが大切な要素です。

その理由は簡単で、自動車メーカーから全く情報をもらえないから。

どんな製品を作るにも、車を借りるなどをして開発車両を確保し、その車両を調査するところから始まります。

どのくらいリバースエンジニアリングするの?

ビートソニックのカーエレクトロニクス製品は主に車種別で非常にマニアックな物が多く、かなり詳細まで調査します。

例えば今月発売するレクサス用のデジタル映像入力インターフェースは、レクサスの純正モニターを徹底的に調査したり、車両の数ある配線の中から映像信号やモニター切り替えの信号を見つけ出しその線にPCをつなぎ、その通信を解析したりして開発しました。

また、製品に付属するケーブルの長さも実車を見ながら最適な長さを調査したりしますので、モニター周りのパネルはすべて取り外して丸裸にします。

うちには20年にわたってトヨタ車を中心にリバースエンジニアリングをやってきた膨大なデータが蓄積されていますので、それを使ってより高度なリバースエンジニアリングが可能な体制になっています。これが、カーエレクトロニクス事業においては一番の競合優位性、そして参入障壁と言ってもいいかもしれません。

どんな体制で開発しているのか

一言でいうとフレキシブルにいろいろな開発体制を取ります。

エンジニアが研究から設計までこなし、個人事業主的な感じで開発をすすめることも多いです。そうすることでエンジニアが作りたいものを作れるメリットに加え、チームで動く際のコミュニケーションコストや調整コストがかからないので場合によってはとてもスピード感が出ます。

一方で大型の開発プロジェクトになるとプロジェクトマネージャーを設置し、複数人で役割を分担しながら開発を進めていきます。基板設計やケーブル設計、プログラム、プロダクトデザインなど複数工程を並行して進めますので専門スキルをフルに活かした開発が可能です。

開発する製品に合わせた体制が取れるのはうちみたいなインディーズメーカーならではなのではないでしょうか。

興味のある人はぜひランチでも

ビートソニックでは各種エンジニアを全力で募集中です。ビートソニックという会社に興味のある人がいたら是非Twitterやメッセンジャーで連絡ください。ランチでも食べに行きましょう。

募集しているのは以下のような人です。(2019年11月現在)

・電子回路設計や基板設計の実務経験があるひと
・プログラミングの実務経験があるひと
・海外サプライヤーとのODM開発経験があるひと

そして何よりクルマやメカをイジったり改造したりすることにワクワクするひと。

ビートソニックという会社に興味のある人がいたら是非Twitterやメッセンジャーで連絡ください。ランチでも食べに行きましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?