見えなくても音声対応してあれば問題ない!?

先日、かわいが見たい外国映画にはことごとく吹き替えがないと愚痴っていたら、字
幕を音声出力できるようにすればいいんじゃないかという意見をいただきました。

もしかして、一般ピープルは音声出力さえできれば見えない人にもバリアフリーなん
じゃないかと思っているのかな?

上記の件、iPhoneのボイスオーバーはちゃんと字幕を読んでくれました。

機械音で字幕が読み上げられるのですが、どれが誰のセリフかよくわからなくなって
しまうし、他に音は映画の中の音と音楽だけ。

当然音声ガイドもありません。

邦画だって、見えないとよくわからないから音声ガイドを付けてほしいと訴え続けて
いたのにこれでは映画を楽しむどころか内容もよく理解できませんでした。

せめて役者さんの吹き替えが欲しい。


「音声があればいいってもんじゃない」シリーズには他にもいろいろあります。

カードの支払い明細も慣れるまでは何が何だかわかりませんでした。

始めに項目を全部読み上げ、次に内容を読み上げるので、項目の内容や順番をちゃん
と覚えておかなければなりません。

それ以前に全体の構造を把握するために、始めは何度も読み直さなければなりません
でした。

きっと見えていれば表になっていて一目瞭然なのだろうがとにかく大変でした。



エクセルもセルを一つずつ追っていくか、できても横一列を読んでくれる程度なので
、会社に提出するエクセル形式の書類にうまく書き込むことができません。

それでも、マッサージの予約表は、横一列に名前や所属や時間を入れていくだけなの
で、自分で書きこんでいるのですが、私のような抜け作は途中でセルをずらしてしま
ったりして後で同僚にボロカスに言われてしまう。

見えていればセルがずれているのなんて一目瞭然だよね。


他にもネットショッピングも真剣勝負。

間違えたものを選んでいないか、和也大きさは間違っていないか、何度も何度も確か
めてからの購入。

カード情報の入力も16文字続けて入れるか、4文字ずつ入れる所が分かれていたり
、いろいろな書式があります。

郵便番号も始めの三桁と後の4桁を一緒に入れるか分けて入れるか、そこらへんでか
なりつまずく。


百聞は一見に如かずとはよく言ったもの。

私は見えている人が一見するところ100回くらい聞かなければ理解できないのです


それでもわからないときはわからないし、間違えることも多い。


とにかく音声対応してあれば何でもできるのはチートだけ。

でも対応がなければチートでさえお手上げになってしまう。


最近はアクセシビリティーという言葉が一般にも普及しつつあります。

Noteでも取り組んでくれているようで、去年から使い始めた友人はしゃべってくれる
所が増えて使いやすくなったとよろこんでいました。

高齢かもすすんでいくし、少しずつでも、小難しいプロセスを経ないでいろいろな所
にアクセスできるようになってくれればと願ってやまない今日この頃です。

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