見出し画像

つれづれ…なるままに。99。

学校図書館の面白かった話⑤です。

中学生は、何かと絡んできました。特に男子でした。


「センセーなんで、○○(マンガ)買ってくれないんすか?」
(必要ないし、自分で何とかしてほしい問題です)

わざわざ表紙を見せて
「センセーこんなエロい本、いれていいんすか?」
(ちょっと大人っぽい女性の装丁ぐらいいいじゃない)

「センセーこんなイラストとかいいんすか?」(中の女子キャラのスカートがチラッとめくれてるくらい…いいじゃない)

「センセー、この本でチュウしてます!」

いちいち、探してまで報告しなくていいです!

だいたい、こちらの返事は
「内容は読みましたか?その作品には合っているって思いますけど」などなど、答えますが…私は丁寧に説明するので、長いです。

「センセーなんで本って読まなきゃいけないんすか?」

(年に1回はある質問です)

私としては、丁寧に説明いたします。
君たちの世界はまだ狭い。そのために事例を上げながら、説明します。
だから、長い、そしてくどい!

ある日も、絡みにきました。
「センセー…」と始まったとたんに、図書室の隅から

「やめとけ~このセンセーと話し出すと長くなるから~」(経験者からの助言)
私は、思わず
「よくわかっているじゃないか!」と振り向き
「さて、なんでございましょう?」

相手は引きました。ドン引きです。
助言した生徒は、私とやり合うのが楽しかったらしく、何回か繰り返しやっていました。

なぜか、どこに行っても男子に好かれます。カウンターまわりが、思春期男子ばかりで…変な雰囲気でした。

わざわざ、カウンターの私の真後ろや、カウンターにもたれて本や、わずかに入っているマンガを読んでいる。黙って読みながら…そのうち休み時間が終わって、黙って去っていく。

よくわからない世界でした。

同僚は「みんなマザコンなのよ~」と笑っていましたが、そうなんでしょうか?

お母さんより怖いと思いますけど。

わざと、見えるように借りパクしようとして、私が引き留めてコンコンと説教したり…してましたけど。

やはり、男子はよくわかりません。


でも、面白くて、つい長々と話してしまいます。

雨に濡れて、緑も鮮やかです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?