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つれづれ…なるままに。149。

児童が来なくても、学校は動いています。
みんな働いています。

私は、仕事塲が図書室ということもあり、ひとりモクモクと、子どもがいないうちにやることをやっています。
発注リストは出来ました。
今は、除籍する本の処理(情報の古い本や汚破損本捜し)をやっています。

図書館は新鮮な情報が大切ですから!

学校図書館は基本、アーカイブの必要はなく、どちらかというと即戦力重視です。
そのため、ブックフェアなど展示会に足を運びます。新しく出た本の中身を知ることは、判断材料して重要です。

そこに行くのは

自費です!ちなみに今のところは研修も自費です!

なぜ、こんなことを大きく言うかというと

学校司書は…ものすごく給料が少ないです。全国的に時給が、その地域の最低ラインをギリギリ…越えているか、越えていなかったりします。

本当に酷い話です。
これを「好きでやっているんでしょ?」とか「芸は身を滅ぼすだぞ」とか言われると

違うんだけどなあ!とイラッとします。

私たち学校司書は、スキルが第一です。
何年か仕事をして、経験値を上げて、先輩の話や研修を受けて、それを現場の授業や選書に活かしていくわけです。
ゲームであれば、棍棒からエクスカリバーになるまで経験値を積むことと同じです。

例えが、おかしいですが。
レベル10まで経験値を上げて、他の学校に異動したらレベル10から始まる、感じです。

しかし、経験値を積めない学校現場だと(図書室を利用しない、利用が少ない場合)…なかなかレベルは上がらない。上げたい時はアイテムを使う、それが研修を受けに行ったりすることです。

自費です!

学校で、教育現場で、授業に関わる場所に、学校図書館のスキルを持った人間が必要になってきます。
新しくなった学習指導要領にも、新しい教科書にも「図書資料を活用する」という内容があります。(…あったはず…光村にはありました)なのに。

なぜ学校図書館にいる学校司書の賃金がこんなに少ないのか?

不思議です。なぞです。
確かに、何度も教員から「あなたは、何をする人なの?」的なことを言われたり、貸出し返却の処理だけをする人と思われていたり、一番酷く、私が未だに忘れたくても忘れられない言葉は

「図書室のお留守番だと思ってた」

某市議会議員が言ったことです。

悔しかった!そんなふうに見られてることが、悔しかったです。

ほかにも、各学校から集まる会議で、私がいろいろ纏めた資料を配ったら…同じ仕事をしている人に

「なんでこんなに仕事できるの?」「いつやってるの?」「どうやったらこんなことできるの?」

と質問攻めをされ

「一度、うちの学校に見にきて。そうしたら全部教えるから!(その場では資料もなく教えられないし時間もなかったので)」

と答えましたが…一度も来ませんし、連絡もないです。

そんなもんです。

と言っていてはダメなんですが…全体的に学校図書館の存在意義を理解してなくて、利用価値を理解してないから、そこで働く人間にたいして「こんなもんでいいよね~」な賃金なのが実情です。

まず。
存在を認められていない。
学校司書が出来ることの内容を知らないから、教員がうまく学校図書館を使えていない。
個々の学校司書のスキルの差が大きい。

など、問題もあるでしょう。

しかし

暇な奥さんのお小遣い程度で、学校現場で仕事していて…時には虚しく感じるときもあります。

でも私が辞めないのは

積み重ねたスキルを活かして仕事をしたい

からです。

いくつまで出来るかわかりません。他の学校にまた移るかもしれません。

でも、今までやってきたスキルを活かして仕事をして、ちゃんとしたお給料を貰いたいです。

絵を描くことは…好きで描いています。
頭の切り替え、現実逃避と、いろいろ理由をつければありますが、単純に今は楽しいです。

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