NYNG

理学療法士,修士課程(医科学)修了,集中治療,心臓リハビリテーション,PICS,骨格筋…

NYNG

理学療法士,修士課程(医科学)修了,集中治療,心臓リハビリテーション,PICS,骨格筋評価,栄養アセスメント,リハ栄養,自己研鑽のために使用してみます。よろしくお願いします。

最近の記事

ICU患者の栄養リスクをいかに評価するか

少し前の研究になりますが、Critical Careから2011年に出版されたICU患者における栄養リスクの評価に関する論文を見つけました。 ICU患者を対象とした研究は、背景や環境の違いから入院患者や地域在住高齢者で良しとされているツールが適応できない場合が多いことがネックです。 そのためICU患者に対して特異的に評価できるスクリーニングツールは、非常に価値のあるものだと感じます。 本題に戻りますが、この研究ではICUに24時間以上在室する成人597人を対象にしていま

    • ICU患者は骨格筋の「質」も大切

      https://doi.org/10.1186/s13054-016-1563-3 https://ccforum.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13054-016-1563-3 2016年にCritical Careから出た後ろ向きの研究です。ESPENのICU患者に対する栄養に関するガイドラインにも引用されており、骨格筋評価の重要性を説いている重要論文です。 この研究では、オランダの外科および内科系のICUに4日以上在室し、

      • 骨格筋量の低いICU患者には早期タンパク質摂取量は多い方が良い?

        Clinical Nutritionから2020年に報告されたICU患者の骨格筋量と早期のタンパク質摂取量に関する論文です。 アムステルダムの大学病院から報告された後ろ向きコホート研究で、739人の挿管患者のデータから解析されています。 CT画像から解析されたL3領域の筋面積と筋密度をもとに、①正常な筋面積の患者と②低い筋面積の患者における、入室から2~4日でのタンパク質摂取量と生命予後との関連を示しています。 対象者の60%が低骨格筋量であり、そのうち45%が低筋密度

        • 論文や統計に関する備忘録のために

          自分が読んだ医学論文や学んだ統計に関して(主にstata)、備忘録としてnoteを使用してみようと思います。使い方はこれから勉強していきます。

        ICU患者の栄養リスクをいかに評価するか

        • ICU患者は骨格筋の「質」も大切

        • 骨格筋量の低いICU患者には早期タンパク質摂取量は多い方が良い?

        • 論文や統計に関する備忘録のために