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本紹介「超AI時代の頭の強さ」

おはようございます。
中野祐治です。

今回読んだ本の紹介です♪

超AI時代の「頭の強さ」
齋藤孝

※少しネタバレあり

⭐️概要⭐️

●この本ってどんな本?

明治大学文学部教授の著者が考える、ChatGPTなどのAI時代をどう捉えていくかを考察した本。

黒船や明治維新の人物たちを引き合いに、AIのスピードの速さに対応し、人間独自の能力をどう適応させ、AI時代をどう生き抜くのがいいかを指南してくれるのが本書です。

● AI時代到来のせいで失業者仕事が増える?

AIは、なぜ怖いのでしょうか。

理由のひとつに、私たちがはじめて「人間よりも頭の良いもの」と向き合うことになるかもしれない、という可能性にあります。

優れた計算力や記憶力だけではなく、気配りや画期的な商品を生み出すアイデアを思いつくようになるかもしれない。

そんな「人間よりも優秀な存在」とともに生きることになる。

「将来、AIによってこの職種はとってかわられる」という記事を読んだ人もいるかもしれません。

未来を正確に知ることはできませんが、ChatGPTなどの出現という大きな変化に対応するため、私たちは何を身につけていけばいいのでしょうか。

●対話型AIの衝撃

質問。ChatGPTが世の中に出ることで、全体として人の仕事は増える?それとも減る?

「ChatGPTや類似のAI技術の普及は、短期的には一部の仕事が減る可能性がありますが、長期的には新しい職種やビジネスチャンスが生まれることが期待されます。

全体として人間の仕事が増えるか減るかは、技術の進歩や適応、労働市場や経済の変化によって影響を受けます。(…以下略)」

この文章は、上記の質問に対してChatGPTが即座に返してきた答えです。

これだけちゃんとした文章が即座に返ってくると、その能力の高さに驚かされませんか?

●AIと脳の違い

コンピュータに比べると、脳は処理速度が遅いにも関わらず、複雑な問題に対しても効率的な対応ができます。

それを可能にしている大きな違いの一つが、無数のニューロンが情報を同時処理する「超並列処理」という設計のあり方です。

もう一つの大きな違いが、脳が新たなシナプスを形成することで、自分自身を変えていく自己組織化です。

いわば、「脳が、脳自身を配線し直す」こと。

私は、この自己組織化こそが、人間にとって決定的な力であると思っています。

●黒船は敵ではなかった!?

江戸時代に黒船を見た多くの人が恐れを抱いたように、今も多くの人がAIに漠然とした恐れを抱いています。

新しいものに対する極端な思考というと、AIが人間より優れた思考力を持つのであれば、もう人間はいらなくなるのではないか?あるいは、特別な能力を持っている人だけしか生き残れないのではないか…。

それは黒船が来たといってあわてふためいたのと同じです。

AIというものほ本質を見れば、侵略者ではなく、人類が自らの幸福のために生み出した新たな道具のひとつでしかありません。

●これからの時代は「頭の良さ」よりも「頭の強さ?」

幕末から明治維新にかけて新しい時代の流れを作っていった佐久間象山、坂本龍馬、西郷隆盛など、時代の本質を見極め、私利私欲を捨てて行動することができた人たち。

何かに耐えながら、頭を全速力で回転させているようなこの時代の偉人たちをみると、「頭が良い」というだけでは足りないように感じます。

「頭が良い」というより、「頭が強い」という印象を与える人が多い気がします。

ビジネスや会社経営の世界で生きる人にも「頭が強い」と感じさせる人が多い。

時代に対する鋭い目をもっていて、変化を読むことができる人。

何を考えているかはわからないが、経営判断だけは間違えず、ブレることのない人。

決断のスピードなどに驚くような経営者に共通するのは、こういう「頭の強さ」なのです。

では、こういった「頭の強さ」を手に入れる方法とは?

…続きは本書で♪

⭐️感想⭐️

今、テレビやニュースなどでもChatGPTの話題や、シンギュラルティというキーワードをよく聞くようになりましたねヽ(・∀・)

新しい技術を脅威と捉えるのではなく、使いこなしてよりクリエイティブなことに時間を使い、この本にあるような「頭の強い」経営者を目指そうと思いましたヽ(・∀・)

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