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アメリカの最新フェミニンサービスをご紹介!どんどん進化する生理用品サービス3選

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みなさん、こんにちは。NY在住MBA学生ライターのユカです。

女性の皆さん、毎月やってくる生理の辛さや悩み、少しでも和らぐことはできないか? と誰もが一度どころか何度も思っているでしょう。ここアメリカでは、女性の社会進出に伴い権利拡張を主張するファミニズムが活発な風潮もあり、近年では女性多方面から支えるビジネスが多く浮上しているのです。
そこで今回の記事では、女性向けサービスやフェミニングッズの最新トレンドに注目して、現状をお伝えしようと思います。

長らく女性特有の悩みは、本人が解決すべき問題として、あまり語られることはありませんでした。特に、毎月訪れる生理に関しての悩みは大っぴらに話すべきではないものとしてタブー視されてきました。女性の健康についてオープンに語られるようになったのはごく最近。その結果、女性が快適に月事を過ごせるように様々なブランドが多様な製品をプロデュースし始めています。新しく誕生するフェミニングッズや画期的な生理用品の一部をぜひ見ていきましょう。

Thinx: タンポン4本分の経血を吸収してくれる優れもの

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(出典: https://www.shethinx.com/ )

まずはじめにご紹介するのは、生理用下着。この下着のすごい点は、なんとナプキン等を使わず、タンポン4本分の経血を全て下着がそのまま吸収してくれるところ。そんなこと可能なの?染みないの?って心配に思いますよね。

実はこの下着の秘密は、その4層構造にあるんです。染みるのを防いでくれる層から始まり、経血を吸収する層、不快な臭いを防いでくれる層、そしてジメッと感を無くしてくれる層の4層で快適に過ごせるよう工夫されています。軽い日用・重い日用、さらにオーガニックコットンで出来た下着も販売されているので、用途に合わせて敏感肌の方でも安心して試すことができます。
Thinxの生理用下着はもちろん洗濯も再利用も可能。タンポンやナプキンだと常に買い足さなくてはいけないので、出費もかさみます。Thinkxの生理用下着は長期的に見れば確実に元が取れる上、素肌にも環境にも優しいオプションなのです。

Lena Cup: タンポンの代わりに生理カップはいかが?

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(出典: https://lenacup.com/pages/what-is-a-menstrual-cup )

日本ではあまり馴染みのないものに思えますが、こちらは経血を貯めてくれる医療用シリコンでできた生理カップ。) 生理用カップは、女性の体内で経血を貯めてくれるカップで、タンポンのように挿入して使用します。アメリカでは様々なサイズのカップが販売されていて、デザインや色も豊富。
本記事で紹介しているLena Cupは、アメリカ食品医薬品局からも承認を受けている製品なので、安全性に関しても問題なし。寝ている時も装着できる上、最大装着時間も12時間と日中はずっと装着可能。ナプキンやタンポンを頻繁に変える必要もない上、染みることもほぼありません。石鹸で洗って再利用できる上、通常の生理カップを清潔に保てば、10年ほどは続けて使用できるそうです。
市場では10年ほど前から販売されている生理カップですが、日本ではまだまだ知名度は低め。記事で紹介しているLena Cupも実は既に2014年からマーケットに存在しています。

Livia: もう生理痛も怖くない!神経に働いて低周波で痛みをブロックする生理痛テック

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(出典: https://mylivia.com/)

生理やPMS (月経前症候群) の大きな症状の1つに生理痛があります。人によって程度は様々ですが、ベッドから起き上がれないほどの痛みに襲われる人も。厚生労働省のとりまとめた働く女性の健康に関する実態調査でも、程度に差はあれど8割以上の女性が生理痛を感じた経験があると答えています。

そんな不快な痛みを、低周波でブロックしてくれる装置があることをご存知でしょうか。その名も、Livia。痛み止めの薬もいらず、副作用も無く、科学的なメソッドで体に働きかけ生理痛を抑えてくれます。Liviaの特徴は、低周波で神経の痛みを感じる「関門」をブロックして痛みを抑えてくれる点。神経が常に刺激を受けているので、それによって痛みの信号が脳に行くのを防いでくれるのです。
でもこれって不妊になったりしないの?神経に刺激なんて大丈夫?と思うかもしれませんが、心配無用。Liviaはきちんと臨床実験を経て、アメリカ食品医薬品局からも承認を受けています。コンパクトで持ち運びも簡単、つけていてもほぼ目立ちません。また充電式なので、電池が切れてもUSB接続で充電可能です。
不快な生理痛を一刻も早く止めたいという方はぜひ検討してみてください。

経験者は語る、実際に使用した感想

先の見出しで紹介した生理用品ですが、筆者実はそのうちの2つ、Lena Cupと、Liviaを普段の生活でも使用しています。

Lena Cupを使った感想

女性の大切な性器にシリコンのカップを入れるのか...!と戸惑いながらも、好奇心に負けて注文。届いて、初回使用するときは、説明書やガイドの図表をみながら試行錯誤しましたが、何回か使うとコツを掴めるようになりました。装着中も、違和感や痛み、不快感もありませんでした。ちゃんと経血は溜まるのか...?と疑問にも思いましたが、きちんとカップの中に溜まっていました。装着後は、綺麗に石鹸で洗ってそのまま次回まで閉まっておけば大丈夫。おかげでナプキンやタンポンを買わなくなったので、お財布にも優しい製品です。

Liviaを使った感想

筆者は元々ひどい生理痛に悩まされるタイプで、 PMS (月経前症候群)の最中も痛みがひどいタイプでした。痛み止めを毎月飲むのは胃にも負担がかかるので、ためらっていた矢先に見つけたのがLivia。半信半疑で買ってみましたが、30分-1時間の使用で、多少痛みが和らぎます。パッドをつけて、あとは装置が勝手に低周波を流してくれるので、いつでも簡単に使うことができます。また、結構音も静かな装置なので、外出時でも、室内でも気にせず使用可能です。かなりひどい痛みの場合、完全に無くなるわけではないのですが、痛くて我慢できない!というような痛みでも、Liviaを使うと我慢できる程度にまでは収まるので、今では無くてはならない生理グッズの仲間入り。低周波の程度も調節可能なので、生理痛がそこまでひどくない方の場合、弱めの電流で痛みを完全になくしてしまうこともできるのではないでしょうか。
生理痛に関しては、複合的な要因が絡まって起こることなので、機械一つで解決とはいきませんが、どれだけ辛いものかよく分かるので、筆者はかなりお勧めします。

<ライター:ユカ> 何となく旅行とか、洋画とか、読書とか、瞑想とか、健康的な食事とか、世界情勢とか、環境保護とか、人間のこととか、心理学とか、アートが好きです。いまのところ20代、いまのところNYC在住のトリリンガルの女の子です。

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