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キャラ案その2「ミーミーム」

2021/12/25現在、自分でランサーズにて募集している「キャラクターの世界観アイデア」を自分でも考えてみます。前回に続いて第二弾です。

募集要項は「タイトル、概要、システム設定、コンセプト、狙い」なので、これに準じて書きます。

[タイトル] 

ミーミーム

[概要]

キャラクターたちが働いた報酬として「ミーミーム」がもらえる世界の話。ほのぼの日常ゆるふわショート漫画。
ミーミームは「意味」を具現化した粘土状の生きもの。ミーミームは食べたり、着飾ったり、証明書になったり、できます。

[システム設定]

タイトルのミーミームは、意味mean(ミーン)+情報遺伝子meme(ミーム)を組み合わせた造語です。

ミーミームは、粘土状のやわらかい生き物です。生き物だけど食べ物は食べずに持ち主から栄養をとる寄生・共生的な生態を持ちます。ただ、ミーミームの持ち主は、とても幸福です。

世界の人たちは、ミーミームをパンに塗って食べたり、かぶって着飾ったり、壁に飾ったり、同じ形のミーミームの持ち主で集まったりします。

裏の意味としては、人間は、インスタ映えなど「意味」を食べたり、王冠やブランド服など「意味」を着たり、国や宗教など「意味」で集まったりするという性質にたいする皮肉です。人間はどうしても意味を求めてしまう、これがシステムの根幹になります

ストーリーは「ちいかわ」「プリンタニア」のようにほのぼの日常として癒し系展開しますが、裏の設定としてはディストピアです。人間は特に働く必要がなくなった未来でほとんどの人の存在の意味がないため、意味を求めるという世界です。働くことでミーミームを得ますが、実際には働くことの意味はありません、お遊戯です。
現実同様に、医療や教育などエッセンシャルワークではあまりミーミームをもらえません。エッセンシャルワーク自体が意味があるからです。その代り、銀行やコンサルなどはたくさんのミーミームをもらえます。その仕事に意味がないからです。(ブルシットジョブを参照)

ミーミームは死にませんが、何もしないと徐々に小さくなり消滅します。これは記憶の忘却により意味という情報が消滅ことを暗喩しています。
ミーミームは交配というか合体することで新しい意味を持った個体になります。これは、文化と文化が交流すると新しい意味が生れることのメタファーです。

[キャラクター]

主人公含めキャラクターたち。シンプルな動物たちか、シンプルな人間風の妖精的存在です。ミーミームを着飾ったりするので簡素です。身体特徴も平均的で、あまり差がなくていいです。ディストピアなので男女差はほぼなく、幼児化が進んでいるイメージです。

ミーミームはもともとは白い粘土状の生物です。意味が変わると形を変わりますが、変わったあとにその意味にあう色が勝手につきます。

[コンセプト]

現代の人々に「意味」を追いすぎなことを、できるだけやわらかに気付かせる。

[作品の狙い]

現代に限らず、人間の本質として無意識に意味を求めてしまうことを皮肉とした作品になります。これは人間が社会的動物があるがゆえ、他の個体との関係を意味を通じて築いてきたからで、遺伝子に刻まれた仕組みです。
生物が遺伝子をつないできたのと同様、文化という情報の集まりも生物のような遺伝子がつむいできたという歴史があります。その情報の遺伝子をミームといいます。

このミームはときに人を狂わせます。国や民族というミーム、神というミームなど、異なるミームを信じた人たち同士が戦争を起こしてきました。戦争だけでなく、現代のポリコレなどイデオロギーもミームの暴走の一つです。

人生には意味はないのです。これは事実です。
しかし、子供を残す、作品を残す、社会に貢献する、など、
人生に意味をつけることが幸福なのも事実です。

しかしまずは、今どの「意味」に自分のコントロールが奪われているかを気づいてもらい、そして意味の選択ができることに気づき、それを選ぶ勇気をもって欲しいのです。

この作品は、意味というミームに翻弄される人間の本質に気づいてほしい。そういう願いを含めています。ただ、宗教ミームを信じている人に科学的に反論しても反感を買うだけなのと同様に、あなたを含め現代社会のミームを信じている方々にこういった事実を言っても全く受け入れられないでしょう。

ミームの対抗手段はただ一つ、別のミームです。
だからこそ、この「ミーミーム」というミームを拡散することで、世界に気づきの知恵と選ぶ勇気を広げたい。そういったことが隠れた狙いの作品です。

アイデア募集中

以前の記事で書いたように、ランサーズでの募集で採用されたアイデアは、誰でも見れれるオープンな場所に置き、多くの人の意見を採用しながら内容を更新されていきます。もちろんミーミームもです。

アイデアの状態からコンテンツになるまでに時間がかかるかもしれませんが、そういう試行錯誤の一環なのです。コンテンツになるまで収入は0ですが、貢献度に応じて身銭を切って報酬を配っていきます。そういうクリエイターの生存戦略のためのコミュニティをつくることを目指しています。

どうなるかわからない試みではありますが、みなさん是非ともこの取り組みに参加いただければ嬉しいです!ご応募お待ちしてます!


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