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【続】今シーズンの札幌は大雪? 累積降雪量・積雪深を可視化してわかった事実

こんばんは( ´ ▽ ` )ノ

前回の投稿から10日ほどが経過し、より雪の多いシーズンであることが鮮明になってきた札幌市。

今回は、同じデータを使って、少し見方を変えての今シーズンを可視化してみたいと思います。

■2022年1月31日時点:観測地点ごと積雪深・累積降雪量

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平年比_compared_normal_cumsum_snowfall_r03

まずは、観測地点ごとの積雪深及び平年比。

ここ10日間ではそれほど増えていないように見えますが、それでも全地点で平年を上回る積雪深となっています。

2022年01月31日時点_札幌市_積雪深及び平年比

こちらは1月31日時点での観測地点ごとの積雪深及び平年比を棒グラフにしたもの。

観測地点ごとで大きく差が出ていないので、折れ線グラフだとごちゃごちゃして見づらいと感じていたので、ある日時点での数値を棒グラフで可視化してみました。

こうして見てみると積雪深、平年比ともに北区の2地点が抜けているのがおわかりいただけるかと思います。

2022年01月20日時点_札幌市_積雪深及び平年比

こちらは同じグラフの1月20日時点。

この時点では北区は抜けていないので、ここから10日間で一気に積雪が増えたことになります。

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平年比_compared_normal_cumsum_snowfall_r03

こちらは観測地点ごとの累積降雪量及び平年比。

やはりこちらも平年比で見るとそれほど増えているようには見えませんが、同じように1月31日時点で見てみるとどうでしょうか?

2022年01月31日時点_札幌市_累積降雪量及び平年比

下の累積降雪量の平年比で見ると、北区の2地点も多いですが、それよりも豊平区の方が平年よりも降雪量の多い冬になっていることがわかります。

一方で、西区(西野)はほぼ平年並みの降雪量となっています。


こちらも同じように1月20日時点と比べてみましょう。

2022年01月20日時点_札幌市_累積降雪量及び平年比

1月20日時点でも豊平区が平年より大幅に多くなっており、北区の2地点は積雪深と同じ傾向が出ており、最近10日間ほどで一気に雪が降ったことがわかります。


ここまでで言えることをまとめると。

・大小の差こそあれ、どの観測地点も積雪深、累積降雪量いずれも平年を上回っており、雪の多いシーズンだといえる

・中でも札幌市でも雪の少ない地区である豊平区が平年を大幅に上回っている

・ここ10日間で北区の2地点(太平、あいの里)での降雪量が増えている


■いつから雪の量が増えて来たのか?

シーズン初めは雪が少なかった札幌市。

根雪になったのも12月半ばに差し掛かってからで、肌感覚では異例の遅さでした。

いつから雪の量が増えてきたのかを、7日間ごとの累積降雪量で確認してみました。

2022年01月31日時点_札幌市_累積降雪量及び平年比(7日間ごと)

()内が平年比なんですが、12月13日までは平年を大きく下回る降雪量だったのが週を追うごとに増えていっているのがわかるかと思います。

それでも年明けまでは平年並みもしくは平年を下回る降雪量でしたが、1月17日時点で全観測地点、平年を上回る降雪量となりました。


では、具体的にいつ雪が降ったのか?

累積降雪量の元データになっている日ごとの降雪量データで可視化してみます。

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黄色の網掛け部分が大雪に見舞われた日で、赤字となっているのが20㎝以上の降雪のあった地点。

12月後半の3回にわたる大雪で、それまで平年を大きく下回る降雪量だったのが平年並みになり、1月12~14日の3日にわたる大雪で一気に平年を上回る降雪量になったことがわかりました。

2022年01月31日時点_札幌市_積雪深及び平年比(7日間ごと)

最後は7日間ごとの積雪深及び平年比。

1月24日時点と比較すると、北区の2地点及び手稲区以外は積雪が減っていることがわかります。

このまま大雪がなく雪融けの季節になってくれれば...と淡い期待を抱いてこの記事を〆たいと思いますが...雪の多いシーズンは2月後半に最後っ屁のような大雪が降るんですよね...


本日はこの辺で。


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