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月経カップのメリット・デメリットについて

ナプキン・タンポンに次ぐ第3の生理用品といわれる「月経カップ」
ただ日本の場合、膣の中に直接生理用品を入れることに抵抗感を感じる人の割合が多いというデータもあり、生理用品全体でのタンポンのシェアは6%と言われています。 しかし近年ではフェムテック市場への行政の後押しもあり、フェムテック市場をけん引する商品として、にわかに月経カップが注目されています。

今回はその月経カップについて、メリットやデメリットについてお話しします。

<メリット>

【エコ】:月経カップが大体1個3000円~5500円くらい。約5年位使えるものが多いので、ナプキンやタンポンに比べれば間違いなく経済的

【荷物がかさばらない】:ナプキンやタンポンは毎回トイレに行くたび、交換する量を持ち歩かなくてはいけないけど、月経カップは膣の中に1個と交換用にもう1個持っていればいいので、かさばらないです。とても便利。

【経血量が確認できる】:カップで経血が何ccって見えるのは、自分が過多月経なのか、そうじゃないのかという目安になります。ナプキンやタンポンだと感覚的に経血の量の想像になりますが、何時間で何CCという目安がはっきりと分かる。

【においやムレが気にならない】:経血は空気に触れると臭うので、ナプキンは臭いやすいです。かぶれや痒みなんかもナプキン自体が肌に密着していてかぶれたり痒くなったりもして、ナプキンは蒸れやすいです。月経カップは、膣内で経血を溜めるので、経血が空気に触れないから臭いを抑える効果があります。また、ナプキンのように蒸れることもないですし、肌に長時間、化学繊維が密着もしていないのでかぶれや痒みも抑えられると思います。

【生理中でも快適に運動ができる】:月経カップは膣内でフィットしていてずれにくいので洋服を汚す心配は減り、経血がヌルッと膣から外に出てくる感じが無いので快適です。

【温泉やプールでも使いやすい】:タンポンは膣口から紐が出てるので人目も気になりますよね。月経カップは膣の外に紐が出ていないので人目も気にしなくて済みますし、膣の中と外(温泉やプールの水)もしっかり隔てられているので清潔な感じがあります。

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<デメリット>

【膣の中に入れることの抵抗感】:「体に何かを入れる」という異物感や純粋に抵抗感を感てしまう。慣れるまでの練習が必要。

【交換時の経血により手が汚れる】:月経カップを洗浄、交換する際に、多目的トイレであれば洗面台がついているのでやりやすいと思いますが、個室内に洗面台が無いとなると交換で手が汚れる

【煮沸消毒が面倒】:月経カップは熱に強い素材でできていますし、月経カップの小さい空気穴や凹凸など拭いても汚れが取れない細かい箇所まで消毒できるほうがいい。

煮沸消毒が面倒な方は、月経カップ専用の洗浄スプレーがおすすめです。

cup wash water