人生に影響を与えた漫画3選
ちょっとタイトルが釣りっぽいんですけど、
私は人生で、これを読んでいたからこうなった、みたいな漫画がいくつかあります。
今回はそんな漫画を影響力順に3つ紹介したいと思います。
1.[影響力:小]おしゃれ手帖 長尾謙一郎
この漫画は全10巻でジャンルは「ギャグ」だと思うのですが、最初の数巻、本当に面白くないです。
これはもう断言出来ます。
最初の数巻を面白いって言う人はたぶんちょっと友達になれません。
昔私の部屋に遊びに来た同僚が読み始めて2巻くらいでちゃんと読むのを止めてました。(その後諭して全部読ませた)
それぐらい面白くないのですが、
だんだんとカオスが広がっていき、終わるくらいにはほんまに終わらんといて欲しいと思うくらいの世界観にひきこまれます。
「人は見た目が9割」とか「人は第一印象で決まる」とか「タイパ」とかが重要視されている昨今ですが、私はこの漫画を読んだ事で
『どれだけ面白くない映画だったとしても最後まで見る。そしてボロカスに言う』
という、「物事の本質を知ろうと努力する」という事を学びました。
その先には違う景色が広がっているかもしれないし、そうでないかもしれない。
しかしその努力をしないまま、分かったような事を言わないようにしよう。
みたいな。
2. [影響力:中]ギャラクシー銀座 長尾謙一郎
またまた長尾謙一郎です。
この漫画は最初っからワールドが展開されてて面白いです。
作中、
「女って竹やぶの中に入らなならん時があると思うねーん!」
ってすぐ言う関西弁の女性シンガーがいるのですが、
竹やぶの中に入ると2日後に仏像になって発見されるんです。
(ちょっと何言ってるか分からないと思うんですがそういう世界観なので)
私はこの漫画を社会人になってから読んでいて、
なんの時やったか覚えてないのですが
会社の同僚たちとご飯を食べてる時に
永遠と仕事の話をしていて(ほんとに3時間くらい)
よく分からんけど
誰かが何を言ったとしても
「うーん、そうだよね…」
「そうですよね…」
みたいなどんよりした空気になってた時があったんです。
その時に、
『いやー…、それって、竹やぶの中に入って仏像になって見つかる、みたいな事ですよね…』
ってシリアスな感じでぶっ込んだら
一瞬、
「そうだよね…」
ってなったんですけど、
リーダーが数秒経ってから
「え?それってどういうこと?」
って言い出してちょっと焦った、っていう
私の社会人生活に少し影響を与えた漫画でした。
(そのリーダーには後日この漫画を貸しました)
3. [影響力:大]グリーンヒル 古谷実
言わずと知れた、古谷実です。
稲中で天才的なギャグセンを見せつけるも、作品を出すたびに徐々に作風が変わっていき、好きなのにちょっと重過ぎてついていけなくなってしまった、あの古谷実です。
その中ではまだギャグの範囲の中の作品なんですが、
最後らへん、めんどくさがりの主人公が
自分自身と向き合って「低姿勢で世間に歩み寄りなさい!」的な事を言うシーンがあるんですよ。
この部分、
社会人になるならへんくらいの時期に読んでて、
「なんやこの就活っていうみんな同じ服で嘘つくイベント、意味あんのか!」
みたいに意味ないって思おうが受け入れな何も変えることなんて出来ない無力な自分にピキピキして全部めんどくさい!ってなっていた
当時の自分と主人公を重ね合わせて
本当に何回も何回も読んで、
真っ直ぐ、「よし、俺も社会に対して低姿勢で媚びたるわ!」って
なれたっていう、そんな作品です。
ま、今やと、好きに生きろよ。たぶんそんな変わらんて。
て思いますけどね。
以上、私の人生に影響を与えた漫画3選でした。
ちなみに王道(?)の漫画も結構読みます。
ワンピースだと、ワイパーが出て来た時はボロ泣きしました。
みんな仲間とか自分とか家族とか国とかそういうのの為に戦っているのに
ワイパー、絶対勝てない相手にお前は…
って。
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