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日記と地震の思い出

・眉毛のハサミが壊れた。
ハサミってどっかいったり置き忘れたり借りパクされたりするものでしょうよ〜
ハサミの最期を看取ったの初めてだ!とすこしだけ興奮しつつ、百均では無かったけど長年お世話になりましたね と思った。
なんか縁起?とかあるのか??って逡巡したけど調べてイヤな話だったらいやだから絶対に調べない、教えないでほしい。ほんとに。

・回鍋肉を作ると昨日から決めていた。いざ作ろうとしたら「うん、調味料はあるから大丈夫」とわざわざ聞かれてもいないのに宣言していた甜麺醤が無かった。豆板醤が冷蔵庫から2、ストックから1出てきてウソだぁ〜えぇ…そんなアンタ豆板醤3なんてことあるぅ?と全部声に出して言った。
老化だ老化。味噌で代用した。味は美味しかった。
ちなみにオイスターソースは2、コチュジャン1。

・ついでに書くと私の冷蔵庫は信じられないほど古い。日本でまだ使ってるひと何人いるのかな?レベル。恋人と一緒に住むまでもう悔しいから買い替えないと決めてる。それでいい、と言われた。
いずれ処分するときにこの日記で公開したい。読んでくれた40代以上の方に悲鳴をあげさせる自信がある。その時ばかりは有料にしよう。ドン引きされるし。フヒヒ。

・胆振地震から6年の日、らしい。被害に遭われた方、亡くなられた方、ご遺族の方がいる。北海道の人が各々呟かれていて、防災を強く意識する日。
あの夜、私は揺れで起きた。恋人はまったく気付かずに寝続けた。ねぇねぇと声をかけたけど起きなかった。のんきだなぁ。
ハァーびっくりしたぁと換気扇の下でタバコを吸った。途中で換気扇が止まって停電だ〜と思いながらまぁ起きたら直るでしょと寝た。
まったくもってふたりとも危機感が無さすぎ。
翌日起きたら恋人はもう全てを理解し、水を買いに行ったり汲んだりしていて今度はわたしがのんきだなぁと言われた。
とりあえず外へ行ってみようと歩き回った。冷蔵庫の肉が痛むからって焼肉してるひとたちをそこらじゅうで観測した。のんき!!!
最寄りのスーパーではその週新発売で期間限定の
やきそば弁当ピリ辛味と水だけ入り口で売っていた。
ひとり2つずつ買った。今考えると意味わかんない。ガスは使えたので夜と翌日朝、ご丁寧に食べた。今思えば全然なんか作ったりもできた。混乱してたんだろうな。頭を使いたくなかったんだろうな。
扇風機が使えなくても過ごせる気温だったのが本当に救いだった。夜は誰かの出産祝いのお返しのキャンドルをつけて 充電まだあるからって恋人がスマホで違法アップデートされた水曜どうでしょうのYouTubeをみせてくれた。
せっかくだから懐中電灯持って夜中にまた違う方角のコンビニをのぞきに散歩に出かけた。
信号を渡った先一角は電気がついてて、こちらは暗いまま。なんでなんだろね?とか言いながら星をみた。いつもより星が見えますなぁなんつって。まったくのんきな人たち。
本州に住む友人や家族からLINEなど連絡が来てたけど充電がもったいないからみなかった、というのは案外教訓かも。
兄の一人はLINEを刻むタイプで20以上刻んだり
何らかの情報を添付して送ってくれてたけどそもそも電波がないから情報読めなかった、という。もちろん気持ちはとてもありがたかった。
翌日の夕方、電気がやっとついた。
ほっとしてテレビをつけてACのCMの多さやニュースに現実を教えてもらってからの方が怖かった。

という備忘録。

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