見出し画像

アスパラガス

第五章 雨を感じると言うこと


7月25日、僕の地元では今年最大の雨が観測された。

仕事終わりに切らしたタバコを買う為にコンビニ寄る。

びしょ濡れになった姿を見て店員さんがこう言う

「お客様、大丈夫ですか?」

言葉は届かず、僕は雨の中に向かう。

雨に打たれる様は、まるで世界に囚われる事を辞めた孤高の詩人。

びしょ濡れになり車に戻ると、流れているレゲエミュージック。

僕は僕だと気づいた瞬間であった。

最高の気分のまま、友達と合流。

だがしかし、そこで事件が起きる。

とても繊細で複雑な内容で一触即発。

僕は初めて友達と喧嘩をした。

「お前とは終わりだ」と言いその場を離れて行く友達。

怒りに身を任せその場を後にしようとするも、
去っていく友達を追いかける僕。

お互いに、感情に身を任せ1分ちょっとの会話。

「悪かった」

「俺も、手出して悪かった。」

「俺達はそのぐらいした方が良い。」

どうも僕は、よくある話、橋の下で喧嘩をしたり、そこから産まれる友情だったり。

そんなものに魅力を感じている。
❧❧❧❧❧❧❧❧❧❧❧❧❧❧❧❧❧❧❧❧❧❧❧❧❧❧❧ご愛読ありがとうございました🙇


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?