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祇園祭と按摩の夜。

京都に住むなこちゃんに誘われて、祇園祭に行ってきました。
悪評高い夏の京都には、できるだけ近づかないようにしていたので、電車で小一時間のところに住んでいながら、祇園祭は初めて。
夕方、阪急電車に乗って烏丸に向かっていると、クーラーの真下にいてもTシャツの中を汗がダラダラ流れ落ちて、この時点ですでにちょっと後悔してました。そして駅の人混みに、もうひと後悔。
でも、夕空の鉾は凛々しく。

月鉾

わたしの古い友達は、わたしがひどくlazyだと知っているので、待ち合わせ場所にやってきたなこちゃんも、すぐに焼き鳥屋さんに入ることを提案してくれました。久しぶりの生ビールと焼き鳥。夢中で食べて、写真撮るの忘れた。
お腹いっぱいでお店の外に出ると、日はすっかり沈み、ぽつぽつ雨が降っているおかげで、そぞろ歩きしやすい気温に。
「山鉾巡行」という言葉だけは知っていて、これらを全部「山鉾」って呼ぶものだと思っていたんだけど、実は「山」と「鉾」は別だとなこちゃんが教えてくれました。
これは郭巨山…だったかな?

たぶん郭巨山

それぞれの山鉾は、祀っている神様も違うらしい。
この郭巨山は、ご神体が金の釜なんだと。祀っている神様によって、ご利益も違うそうです。中国の故事から由来しているものもあれば、和泉式部や菅原道真もあり、日本人の融通無碍な性質があらわれていて、面白い。

真ん中に金の釜。

こちらは、なこちゃんの推しの「船鉾」。
いま気づいたけど、カラフルな服装のなこちゃんが写りこんでいる(笑)。
こんな格好(?)をしているけど、凄腕の按摩さんなのです。

船鉾となこちゃん
船鉾の本体。豪奢。

夜の9時を過ぎても、ぜんぜん人混みは減らず。
喉が渇いたので、カフェに避難してソフトコーヒー(ソフトクリームが乗ったアイスコーヒー)を飲みながら、五十肩を按摩してもらいました。

按摩が大好きで仕方ないなこちゃん。かる~く按摩してもらう筈が、ノってきちゃって、足まで按摩してくれました。カフェで。
そして、めちゃめちゃ痛かった。
「痛いな~、ごめんやで。でもこれでだいぶ楽になる筈やからな。もうちょっとガマンしてな。」
とか言いながら、嬉しそうに、トータル一時間ぐらい。

ちょうど10年前、なこちゃんは40歳が「按摩さんの学校に入る!」と決めました。それまではまったく畑違いの仕事をしていて、勉強なんて無縁の毎日だったのに。そこから、受験勉強を始めて、無事受かってからも膨大な東洋医学の勉強をして立派な按摩さんになった、なこちゃん。
この10年間で、なこちゃんの手の甲には、立派な按摩筋ができました。
バイクで京都中を走り回っているので、この時期に会うと腕も立派に日焼けしていて、会うたびに患者さんたちに喜んでもらえた話を嬉しそうに語る姿に、いつもパワーをもらっている気がします。

話しているうちに、なこちゃんもnoteをやっているとわかったので、ご紹介。出張もしてくれるので、京都近辺の方はぜひ!
国家資格持っているだけあって、街角のマッサージ屋さんとはひと味もふた味も違います。ちなみに得意技は「疲労回復」だそうです(笑)

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