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吉村作治さんに学ぶ夢とお金。

前回のクレイジージャーニー見ましたか?
エジプト考古学者・吉村作治さんのエジプト宝探し旅。

まだしばらくはTverで見れるかも。

エジプト文明に関しては表層的なことしか知らないわたしですが、この回は興奮しました。よくエジプトで新たに何か発見されたら、それだけでスペシャル番組が作られたりするじゃないですか?あーいうのも面白いんだけど、実際ほんとに見たい部分はごくわずかで、同じシーンのリピートで期待ばっかり膨らませられることに途中で飽きてしまったりするんですよね。

その点、この番組は発見されたものも大事だけれど、クレイジージャーニーである吉村作治さんにフォーカスされているので、テンポよく構成されているのがよかったです。

吉村作治さんは御年81歳。
小学校の時にツタンカーメン王の発掘に関する本を読んで、「もっとすごい人の墓を見つけたい!」と思ったのが、考古学者になったきっかけだとか。まさにロマン!!

とはいえ、大きなロマンを持つだけなら誰にでもできます。それを実現しちゃったのが吉村作治さんのすごいところ。
早稲田大学に入学後のコンパでこんな宣言をしちゃったそうです。

エジプトへの飛行機もない時代です。1970年代にやっと旅客機としての飛行機が就航したけれど、普通に計算して吉村作治さんがこれを宣言したのはそれよりさらに数年前。当然、こんなツッコミが入るわけです。

そこで吉村作治さんは
「ないからいいんじゃないか。あるものをやってもしょうがないだろう。」と答えたそうです。
めっちゃ素敵!!!

さらに熱弁をふるう吉村作治さんに、クラスメイトも巻き込まれてついには「エジプト研究会」というサークルを作ったそう。
そのサークルで吉村さんは
「みんな、エジプト行こう!そのためにみんなアルバイトをして、アルバイトの費用を全部僕に渡してくれ」
と言ったそうです。笑
当時喫茶店バイトの時給が80円。
なのにみんなから集まったのが800万円!!!
そのお金を元にタンカー船やヒッチハイクを駆使し、2か月かけて5名がエジプトに行けたそう。

もうね。ここまでの話で、すでに鳥肌が立つぐらい興奮しちゃいました。

さらに、お金の話だけに絞ると吉村作治さんのエジプト発掘活動にかかる費用は年間一億円以上。これまでに125億円使ったそうです。
これだけ使って、例えば発掘されたものを吉村作治さんが持って帰ってお金に変えることができるかというと、そういうことはしないそうで、つまりほぼ完全な持ち出しです。
そんなにお金ばっかりかかる夢を60年も追いかけているなんて、まさにクレイジージャーニー!!!

でもね、ほんとはこれがお金の法則の姿なんじゃないかな?という気がしています。
わたしたち、「お金=先立つもの」と認識して、お金がなければ何も始まらない。だからたくさんのことをガマンするしかないと考えがちです。
でも、お金は後からついてくるもので、自分の喜びのために行動していたら、お金持ちにはなれないかもしれないけれど必要なお金はどうにかなるんじゃないのかな?って。

吉村作治さんは今、膝をケガされていてあまりうまく歩けないのだそうです。それでもいまだ精力的に発掘隊を指揮しておられるとのこと。砂だらけで不安定な足場を吉村作治さんが歩きまわるのは難しく、それでも現場に行って遺跡をこの目で見ようとする姿にはとても心打たれました。

わたし、吉村作治さんの百倍カラダが動くけど、まだ小指ぐらいしか動かしてない気がします。

まだまだやれることいっぱいあるな~、と図らずも吉村作治さんからエネルギーをたくさんもらえた良き時間でした。

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