見出し画像

初めてのプチ湯治。

温泉ソムリエの友人が「温泉、五十肩にいいよ~」と勧めてくれたので、奈良の十津川温泉に行ってきました。

我が家は大阪の中でもかなり交通の便のいい場所で、東京までドアツードアで3時間で行けたりします。だから隣県だったら、東京よりは近いでしょ?と軽くグーグルマップで調べたら、なんと5~6時間はかかると表示されます。あれ?目が疲れてるのかな??目的地間違えたかな???と何度も何度も検索しなおしました。

十津川村は、奈良と和歌山の県境に位置する日本でいちばん広い村で、最寄り駅である五条駅は、バスで3時間かかります。ちなみに村内には信号がないそうな。

こんな小さなコミュニティバスで3時間。トイレ休憩もあります。

終点の十津川温泉バスセンターから旅館まではさらに車で10~15分ぐらいかかります。まさにポツンと一軒家。

ポツンと一軒家な旅館「山水」。食事美味しいし、お風呂はサイコー。旅館の人もいい人。ちなみにwifiありで通信環境は問題なし。

泉質は掛け値なしで素晴らしいです。お湯は少しとろっとしていて、温泉らしい金気のある匂いがします。美肌の湯らしく、肌はめっちゃつるつるフワフワで化粧水いらずでした。

空いてれば自由に入れる家族風呂。

露天風呂にはお湯につかりながら山々と空を眺められる、ちょうどいい角度の椅子があります。そびえたつ山々と流れる雲を眺め、川のせせらぎを聞きながら温泉に入ってると、「もしかしてわたしもう死んでるのかな?」と思うぐらいの極楽感を味わえます。

旅行サイトからお借りした露天風呂の写真。手前の椅子に座って空を見る。

2日目はノープランだったので、旅館の方に相談したらなんと「車がないと、どこにも行けないよ」とのこと。ちなみにランチも20分ぐらい歩いた場所にあるホテルのレストランしかないそうな。
しょんぼりしていたら、旅館の方が「果無(はてなし)集落なら歩いて一時間半ぐらいだから、帰り道を自分で歩けるなら、行きは車で連れて行ってあげる」と申し出てくれました。

グーグルマップで見たらそんなに遠く感じなかったけれど、実際の果無集落は旅館より遥か高い場所にありました。歩いて登ろうとしたら確実に挫折していたでしょう。

標高1100m級の山々が同じ目線にあるぐらい高い場所にある果無集落。この道の先に熊野古道がある。

熊野古道は前日の雨で滑りやすくなっているとのことで、舗装されている車道を旅館に向かって下ります。

雨予報だったけど、お天気になってラッキーだった。
途中にあった「めん滝」。低いけれど水量多くて気持ち良い。
柳本橋。高所恐怖症のわたしにとっては人生最大級のチャレンジ。

果無集落から約一時間で、ホテル昴に到着。レストランできのこカレーを食べた後は、ホテル昴の日帰り温泉に入り、開放的な露天風呂をひとりで満喫しました。

けっきょく3日間で8回ぐらい温泉に浸かりました。肩の痛みもずいぶん和らいだし、のんびりしまくった3日間でした。

いいなと思ったら応援しよう!

すがこ
サポートいただけると、とっても嬉しいです!いただいたサポートは、良きエネルギーとして循環するよう、素敵なことに使わせていただきます。