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釜山たびその5|お買い物とひとり旅の意味について。

釜山たびの最後は釜山でのお買い物の話。

今日、リコメンドにあがってきた釜山のVLOG。
ここ行った!そうそう、こんな感じ。同じような魚屋さんが、どこまで続くんだよ!?ってぐらい並んでて、各お店の海産物の量もすごい。
韓国のひとの胃袋の容量ってどうなってるんだろう?

今回いちばん困ったのは、お土産のこと。

韓国もご多分に漏れずインフレの波が来ているし、円も安いから、昔ほど買い物したときのお得感はない。
いちおう免税店も見てみたけど、どのお店もまぁ閑散としていたよね。

というわけで、お土産はスーパーとオリーブヤングで購入。
スーパーは、わたしが滞在したホテルのすぐ近くにある「NC百貨店西面店」の中と、「ロッテ百貨店」の地下にあるお店が便利だった。オリーブヤングはいたるところにあったので、目についたちょっと大きめの店舗で適当に。ロッテ百貨店やオリーブヤングはその場で免税処理をしてくれるので、面倒な手続きがなくて楽だった。

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海外でひとり旅をすることは、わたしにとってすごく大事な体験だ。

今回のように、言葉がほとんど分からない場所に行って気づくのは、普段からどれだけ文字情報を収集しているのかということ。
自分の母国語と自分のいる環境の言語が一致しているって、すごいことなんだよ。

そして収集すべき文字情報がないと、そのぶん自分の中のアンテナが鋭敏になるんだけど、それによって自分の内側の声がすごく聞き取りやすくなる。
自分の中に起こっている対話がクッキリするというか。

ひとり旅って、何を選択するのも自由で、旅に出ると決めた瞬間からある意味何もかもが「自己責任」になる。
一日中ホテルに閉じこもっていてもいいし、アクティブにいろんな観光地を回ってもいいし、いつ何を食べてもいい。電車に乗り間違えても、日本語が少し喋れる店員さんの言うなりに、3000円もするヒラメのお刺身を頼んでしまっても(そしてその大半を残してしまっても)、それは誰のせいでもない。

わたしの内側にはワガママで気分屋な子どもっぽいわたしと、ちゃんと成果を残すことに価値を感じるオトナなわたしがいる。
それはまるで、手がかかる彼女を連れて旅をするようなものだ。
しょっちゅう「そういう気分じゃない」「どっか行きたい」「もう疲れた」と言いだす。
なのに旅の充実感は、その彼女が機嫌が良くいられるかどうかにかかっているのだ。

けっきょく思い通りに行かず、”チャイルドすがこ”が怒ることもあれば、”アダルトすがこ”がイラっとすることもある。
そんな時どうするか?
赦すしかない。すぐに気持ちを切り替えて、謝って、気持ちを切り替えるしかない。そうしないと、旅を楽しめないのだ。

わたしの釜山たびは、前に連載(?)したSさんのメキシコ旅に比べて、イベントも感情の抑揚も乏しいもので、自分で自分に「ほんとに楽しかった?」って聞きたくなるような感じだし、その質問に「めっちゃ楽しかった!」と答えるには少し躊躇してしまうんだけど、

5泊6日、徹底的に自分と対話して受容し続けたことは、自分の心の在りようを大きく変えた気がする。まるで厳しい修行を終えたあとのような爽快感がある。

わたしにとってのひとり旅って、心の筋トレのようなものかもしれない。

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