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彼女の旅の終わり。

いよいよ彼女の旅の最終回です。

***
飛行機が
いまメキシコシティを離陸しました。

メキシコシティの灯りは
キラキラ輝いています。

すがこさん
私 一生この旅のこと忘れないと思う。
どの街も 文字では表せないほど
エキサイティングで
クールで 
温かかった。

そしてなにより
出会った人たちから受けとった刺激の
すごさよ!

リアルに出会って 会話して
食事して ハグする。

そういうことが 私にとって一番大切で
かけがえのないことでした。

いまだ
絶賛パンデミック中の
閉鎖的な日本

思い切って
自ら動かなければ
知りえなかった世界でした。

急に飛び込んできたわたしに 
惜しげもなく
彼らの世界を教えてくれた人々に
心の底から 
ありがとうを言いたい気持ちです。
 
ニューヨークの美術館に
クェッアランの樹海に
プエブラの旧市街に
メキシコシティの遺跡に

そして
わたしが歩いた全ての場所に

その瞬間の私を永遠に閉じ込めて

この旅を終えることにします。

近いうちに すがこさんに
お目にかかれるのを楽しみにしています。

そのときは
この旅の話と
次の旅の話をしましょう!

***

もともと旅日記は好きで、
たくさんの旅日記を読み漁ってきたけど、
自分宛てに旅日記を綴ってもらえるという経験は、
とっても貴重で贅沢なものだった。

Sさんは、たぶん
日々1000文字を余裕で超える旅日記を
スマホでポチポチと打って送ってくれたのだ。
薄めの文庫本一冊ぐらいにはなりそうな
これだけの量の文章を。

彼女はこの旅の記録を書き留めたいと願ったと思うけど、
きっと一年ぐらい経ったら
「忘れてた!そういえば書いたわ~。」
と笑い飛ばすんだと思う。
そして、新しい「人生でいちばん素晴らしかった旅」の話を
書き綴るんだと思う。

その時もまた、
あなたの人生と
わたしの人生が
交叉していますように。


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